
すらりと長い脚に、なめらかな被毛。
イタリアングレーハウンド(通称イタグレ)を迎えるとき、多くの飼い主さんが最初に悩むのが「どのケージが合うんだろう」ということですよね。
活発でジャンプも大好き、そのわりに脚が細くてケガが心配、しかも寒がりな子も多い、、、イタグレって、選ぶ基準がちょっと独特なんです。
この記事では、サイズの目安から床やケガへの配慮、寒さ対策、リビング設置のコツまで、イタグレに合うケージ選びのポイントを一つずつ整理していきます。
お迎え前のあなたも、買い替えを考えている飼い主さんも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
記事の監修者
そもそも「うちの子はおとなしいから、ケージっている?」と感じる飼い主さんもいますよね。
でも実は、イタグレにとってケージは閉じ込める場所ではなく、安心して休める自分の居場所という意味合いが大きいんです。
イタグレは活発でジャンプ力もあり、家具の上り下りや突発的なダッシュも得意な子が多い犬種。
その一方で、脚がとても細く華奢なので、家具からの飛び降りやフローリングでの滑りが思わぬケガにつながることもあります。
留守番中や来客時、掃除中など、安全に落ち着ける空間をひとつ用意しておくと、飼い主さんもワンちゃんもぐっと安心なんですよ。
寂しがりで甘えん坊な一面を持つ子も多いので、「ひとりぼっちの檻」ではなく「家族の気配を感じられる特等席」として整えてあげるのがコツです。

イタグレのケージ選びで見ておきたいポイントを、5つに絞って整理してみますね。
イタグレは体こそ細身ですが、脚が長く体高がしっかりある犬種です。
平たく低いケージだと立ったときに窮屈に感じる子もいるので、中で無理なく方向転換できる広さと、ある程度の高さを意識してあげたいところ。
分類としては小型犬〜中型犬向けのケージが合いやすく、成犬になったサイズを見越して選ぶと買い替えの回数を減らせます。
小型犬から中型犬まで幅広くカバーできるタイプなら、迎えたばかりの時期からしばらく使いやすいですよ。
こちらは白基調の家具調ケージで、前面がスライド式扉(=横にスライドして開くので開閉時にスペースを取らない仕組み)。
前後2か所に扉があり、お世話や掃除のときの取り回しがしやすい設計なんです。
細い脚のイタグレにとって、足元の環境はとても大切なポイントです。
ワイヤーむき出しの床のままだと、細い脚が引っかかったり滑ったりしやすいので、クッションマットやすのこ、専用トレイの上に敷物を組み合わせてあげると安心ですね。
床材にひと工夫あるケージなら、迎えた初日から使いやすいのがうれしいところ。
折りたたみ式(=使わないときにたたんでコンパクトに収納できる仕組み)で、クッションマット付き。
軽くて組み立ても簡単なので、初めての飼い主さんでも扱いやすいタイプなんですよ。

なお、脚を気にするそぶりがあったり、歩き方が普段と違うなと感じたときは、無理をさせず、気になる場合は獣医師に相談してみてくださいね。
イタグレは被毛が短くて皮下脂肪も少なめなので、寒がりな子が多い犬種です。
だからこそ、ケージそのものだけでなく、保温できるベッドや囲いのあるスペースをセットで考えてあげると快適さが変わってきます。
すきま風が気になる季節は、ケージの一角に隠れ家のような場所を作ってあげるのがおすすめ。
天然木フレームのティピーテント型ベッドで、クッション付き。
囲われた形が落ち着くのか、もぐって過ごすのが好きな子にはぴったりの隠れ家になりますよ。

甘えん坊なイタグレは、家族の気配を感じられる場所を好む子が多いです。
玄関や物置のような孤立した場所より、リビングの一角にすっと置けるデザインだと、ワンちゃんも安心しやすいんですよね。
正直、リビングに置くとなると「生活感が出ちゃうかな、、、」と気になる飼い主さんも多いはず。
そんなときは、お部屋になじむ木目調のケージを選ぶと、圧迫感をぐっと抑えられます。
木目調の天板がインテリアになじみやすい小型犬用ケージで、フィーディングドア(=扉全体を開けなくてもフードや水を補充できる小窓)付き。
大きく開く扉でお世話もしやすい一台です。
毎日のことだからこそ、お手入れのラクさは選ぶときに外せないポイントですよね。
底が取り外せたり、引き出し式トレイ(=下からスッと引き出して洗えるトレー)が付いていると、掃除の手間がかなり軽くなります。
底面とトレーを取り外して丸洗いできる小型犬用ケージ。
丈夫なワイヤー構造で安定感があり、使わないときは折りたためるので、清潔さと収納性を両立したい飼い主さんに向いています。
ここからは、暮らし方に合わせて選びやすいよう、タイプ別に紹介していきますね。
「せっかくならお部屋の雰囲気を壊したくない」という飼い主さんには、家具のように使えるケージがしっくりきます。
天板を棚やサイドテーブル代わりに使えるタイプなら、置くだけで空間が締まって見えるんですよ。
木目調の天板に引き出し収納を備え、サイドテーブルとしても使える一台。
扉には脱走防止ロック(=ワンちゃんが自分で開けにくくする施錠の仕組み)が付いていて、脚部の高さ微調整でガタつきにも配慮されています。

もう少しコンパクトに、けれどデザインは妥協したくない、、、そんなときはこちら。
超小型犬向けの木目調ケージで、小さな引き出し付き。
圧迫感を抑えたデザインなので、来客時や掃除中の一時的な居場所としても取り入れやすいんです。
「まずは手軽に一台そろえたい」という飼い主さんには、折りたたみ式のシンプルなケージが始めやすいですよ。
屋根部分が上部開閉(=天面が開くので上からお世話や抱き上げがしやすい仕組み)になっていて、引き出し式トレー付き。
格子構造で通気性にも配慮された、日常使いしやすい小型犬向けケージです。
イタグレとの暮らしでは、通院やちょっとしたお出かけの機会も出てきますよね。
そんなときに一つあると心強いのがキャリー類です。
まずは基本の一つ、ソフトキャリー(=布やメッシュでできた、やわらかい持ち運びバッグ)から。
手提げと肩掛けの2WAYで使えるキャリーバッグで、メッシュ窓付き。
通気性に配慮されていて移動中の様子も確認しやすく、折りたためるので普段の収納にも困りにくいんです。
寒い季節の移動には、保温性を意識したアイテムが役立ちます。
ふわふわのキルティング素材で包み込む2way仕様のケージ兼バッグ。
ショルダーストラップ付きで通院時にも持ち運びやすく、厚手のパッドが寒がりな愛犬をやさしくくるんでくれますよ。

イタリアングレーハウンドのケージ選びは、サイズ・床とケガ配慮・保温・設置場所・掃除のしやすさ、この5つを軸に考えると迷いにくくなります。
華奢で寒がり、そのうえ甘えん坊、、、と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば、あなたの暮らしに合う一台はきっと見つかります。
リビングになじむ家具調タイプ、掃除がラクな折りたたみタイプ、隠れ家になるベッドやテント。
どれを組み合わせるかで、イタグレの過ごしやすさはぐっと変わってくるんですよ。
個体差もあるので、迎えた子の性格や好みを見ながら、少しずつ心地よい居場所を育てていってあげてくださいね。
この記事が、あなたとイタグレの毎日を、もっと安心できるものにするきっかけになればうれしいです。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。