
「ケージに入れると、なんだか落ち着かない様子で…」「リビングにケージを置きたいけど、丸見えなのがちょっと気になる」——猫ケージの目隠しについて調べている飼い主さんは、こんなモヤモヤを抱えていることが多いんですよね。
実は「目隠し」には、猫自身が安心するためのものと、お部屋の見た目を整えるためのもの、2つの方向性があるんです。
この記事では、その違いを整理しながら、隠れ家つきタイプ・木製でなじむタイプ・トイレを隠せるタイプまで、目的別の選び方を具体的なケージと一緒にご紹介します。
あなたとおうちの猫ちゃんに合う一台を、一緒に見つけていきましょう。
記事の監修者
そもそも、どうして猫ケージに目隠しを考える飼い主さんが多いのか。
正直、見た目の問題だと思われがちなんですが、猫の習性の面でも目隠しは相性がいいんですよ。
野生に近い感覚を残している猫は、狭くて囲まれた場所を好む子が多いです。
全方向が見える開けた空間より、どこかに身を隠せるスペースがあるほうが落ち着く、というイメージですね。
来客があったとき、掃除機の音が響いたとき、引っ越し直後のソワソワする時期。
そんな場面で、ケージの一部が布や板で覆われていると、それだけで「ここは安全」と感じてもらいやすくなります。
もちろん個体差はあります。
開放的なほうが好きな子もいますし、隠れ家があってもあまり使わない子もいるんですよね。
なので「絶対に目隠しが必要」というより、選択肢として隠れられる場所を用意してあげるくらいの気持ちがちょうどいいです。
ここを分けて考えると、ケージ選びがグッとラクになりますよ。
この2つは両立できることも多いです。
たとえば木製のケージなら、囲まれ感で猫が落ち着きつつ、見た目もお部屋にすっと溶け込む、、、そんないいとこ取りができたりするんですよね。
それでは、タイプ別に見ていきましょう。
まずは、猫の安心感を優先したいパターンから。
こもれるスペースがあるアイテムは、ケージ内に置くだけで「目隠しコーナー」を作れるのが手軽でいいんです。

まず取り入れやすいのが、こちらの円筒型タイプ。
円筒の中に3つの隠れ家スペースがあり、頂上には休憩台も。
上り下りで体を動かしつつ、隠れたいときはサッとこもれる構造なんです。
コンパクトなので、既存のケージのそばに置く目隠しスポットとしても使いやすいですよ。
ケージというより「ベッドで囲まれ感を足したい」という飼い主さんには、ドーム型もおすすめ。
天然の藤を編み上げたドーム型で、ほどよく囲まれた隠れ家のような空間になっています。
猫耳デザインがかわいくて、お部屋に置いても圧迫感が出にくいのが個人的にも好きなポイントなんですよね。
しっかりした据え置きで、隠れ家まで一体になったものがいいなら、こちら。
キャットランド・キャットタワー・トイレ収納が1台にまとまった多機能タイプです。
ハンモックでくつろげて、ボックスでこもれて、トイレを隠せばお部屋もすっきり。
猫の安心とお部屋の目隠し、両方を一気に叶えたい方に向いています。
続いては、「ケージの存在感をやわらげたい」というお部屋目線の目隠し。
スチール格子だけのケージは機能的なんですが、リビングに置くと少し主張が強く見えることもありますよね。
そこで活躍するのが、木目調や木製フレームを使ったタイプなんです。

まずはこちら。
木目調の天板が空間になじみやすく、2段でゆとりもしっかり。
吊り下げ式のハンモック付きで、猫がこもってくつろげる場所も確保できます。
天板に小物を置けば、家具の一部のように見せられるのも嬉しいですね。
ワンルームや初めての一台には、ミニサイズもいいんですよ。
コンパクトで省スペース、マット塗装の線材と木目調棚板でお部屋にすっとなじむデザインです。
天井扉(=上から開けられる仕組み)付きでお世話がしやすく、キャスター付き(=移動できる車輪)なので掃除のときの目隠し位置の調整もラク。
ハンモックで落ち着く空間も作れます。

中の様子は見たいけど、見た目はナチュラルに、という欲張りさんにはこちら。
3段でのびのび過ごせる大型猫対応タイプ。
透明扉(=中が見やすいクリアなドア)で見守りやすく、木目調デザインでお部屋の雰囲気にもなじみます。
見守りやすさと目隠し感のバランスを取りたい方にちょうどいい一台です。
多頭飼いで、しっかりした天然木の質感がほしい飼い主さんには、こちらも。
天然木の温もりを感じられる、多頭飼い対応の広々設計。
ハンモックや爪とぎポールも備えていて、ケージ内で快適に過ごせます。
底部の引き出し収納(=トレイを引き出して掃除できる仕組み)でお手入れもしやすいんですよ。
意外と見落とされがちなのが、トイレの目隠し。
トイレが丸見えだと、来客時にちょっと気になる…という声、本当に多いんですよね。
下部にトイレを収められるケージなら、生活感をうまく隠せます。
下部にトイレを収納でき、休憩エリアと分けて使える2段タイプ。
天板に猫用品を置けば、見た目もまとまります。
トイレを生活空間から目隠ししたい方に取り入れやすい設計です。
スリムに置きたい、保護猫さんのお迎えやお留守番にも使いたい、という場合はこちら。

下部にトイレ・収納がまとまった省スペース設計で、狭いスペースにも置きやすいんです。
トイレには高さのあるカバーが付いていて、猫砂が外に飛び散りにくいのも地味に助かるポイント。
木製棚板とスチールの組み合わせで、インテリアにもなじみます。
転倒防止ベルト付きなので、設置時は壁際でしっかり固定して使ってくださいね。
最後に、失敗しにくい選び方のコツをまとめておきます。
特に夏場は、目隠しのしすぎで内部がこもってしまうことも。
暑い季節は風通しを優先して、様子を見ながら覆う範囲を調整してあげてくださいね。
もし食欲や呼吸の様子などで気になることがあれば、早めに獣医師さんに相談すると安心です。
猫ケージの目隠しは、「猫の安心」と「お部屋の見た目」、この2つの軸で考えると一気に選びやすくなります。
あなたのおうちの猫ちゃんが、隠れたいときに隠れられて、飼い主さんも気持ちよく過ごせる。
そんなちょうどいい目隠しの一台が見つかると、毎日がちょっとラクになりますよ。
気になるタイプから、ぜひ比べてみてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。