
猫ケージのサイズ選びで迷っている飼い主さんに向けて、この記事ではペットケージ専門店「CageRoom」の評価基準に基づき、猫の体格や飼育頭数、設置スペースに応じた最適なサイズの選び方と、具体的なおすすめケージを紹介します。
数多くのケージを評価してきた専門店の知見をもとに、愛猫が快適に過ごせるサイズの見極め方をお伝えします。
記事の監修者
実際に当店へ寄せられるご相談でも、「サイズ選びを失敗した」という声は非常に多く、買い替えにつながるケースも少なくありません。
ここでは、専門店として多くのケースを見てきた経験から、サイズ選びの重要性を解説します。
小さすぎるケージの問題点
大きすぎるケージの問題点
適切なサイズを選ぶことで、猫の快適性と飼い主さんの利便性の両方が実現できます。
失敗①:「今のサイズ」だけで選んでしまう
子猫は急速に成長します。
成猫時のサイズを想定して選ばないと、数ヶ月で買い替えが必要になることも。
最初から成猫時を見越したサイズを選ぶのが鉄則です。
失敗②:トレーが外せず「掃除が大変」
底面トレーが引き出せないタイプは、日々の掃除の手間が段違いに増えます。
衛生面を保つためにも、トレー取り外し可能なタイプを推奨します。
失敗③:設置場所を考えずに「大きすぎ」
実際に部屋に置いてみたら圧迫感がすごい、ドアの開閉に干渉するといったトラブルも。
購入前に必ず設置予定場所の寸法を測りましょう。
失敗④:通気性を軽視して「蒸れ・熱中症リスク」
特に夏場は、メッシュ面が少ないケージだと内部に熱がこもります。
少なくとも2面以上がメッシュ構造のものを選ぶと安心です。
猫は本能的に高い場所を好む動物です。
野生では木に登って安全を確保したり、獲物を探したりする習性があります。
そのため、猫ケージは横幅よりも高さが重要になります。
最低でも高さ120cm以上、できれば150cm以上のケージを選ぶと、猫の上下運動の欲求を満たせます。
また、複数の段があることで、猫は自分の気分に応じて居場所を選べるようになります。
ケージのサイズは、いくつかの要素を総合的に判断して決める必要があります。
当店では長年にわたる販売・相談の実績をもとに、以下の評価基準でケージを選定しています。
CageRoomのケージ評価基準
当サイトでは、以下の5つの基準をもとに、取り扱うすべてのケージを評価しています。
①安全性:素材の強度、鋭利な部分がないか、塗装の安全性、ロック機構の信頼性
②サイズ適合性:猫種別の推奨サイズとの適合、成長後を見越したゆとり
③通気性:空気の循環、メッシュ構造の密度、季節ごとの快適性
④掃除のしやすさ:トレーの取り外し、分解洗浄のしやすさ、底面の防水性
⑤インテリアとの調和:素材の質感、カラー展開、部屋に置いた際の圧迫感
この基準をベースに、猫のケージサイズを決める具体的な5つのポイントを見ていきましょう。

猫の大きさによって必要なスペースは変わります。
ペットケージ専門店として蓄積してきたデータから、猫のタイプ別の推奨ケージサイズをまとめました。
【猫のケージサイズ目安】
| 猫のタイプ | 推奨構造 | 推奨サイズ |
|---|---|---|
| 子猫・シニア猫 | 2段構造 | 高さ100cm程度 |
| 成猫(一般) | 2〜3段構造 | 高さ120〜150cm |
| 大型猫(メインクーン等) | 3段以上 | 高さ150cm〜、幅広設計 |
| 多頭飼い(2匹〜) | 3段以上 | 幅90cm〜の大型サイズ |
基本の考え方として、ケージの中で猫が立ち上がって頭がつかえない高さ、方向転換ができる幅が最低条件です。
トイレを中に置く場合は、さらにワンサイズ大きめを選びましょう。
子猫の場合は、成長後も使えるサイズを最初から選ぶことをおすすめします。

多頭飼いの場合、1頭あたりの必要スペースを考慮します。
猫同士の相性によっては、それぞれが離れて過ごせるスペースが必要になります。

ケージの使い方によって、必要なサイズは変わります。
短時間使用(1〜3時間程度)
留守番や来客時の一時的な隔離なら、コンパクトな2段ケージでも対応できます。
長時間使用(半日以上)
仕事などで長時間留守にする場合は、広めの3段以上のケージが必要です。
トイレと食事スペースを十分に離せるサイズを選びましょう。
終日使用
病気の療養中など、ほぼ1日中ケージで過ごす場合は、できるだけ広いケージを用意してください。
ご自宅のどこにケージを置くかによって、選べるサイズが制限されます。
測定すべき項目:
特にワンルームや狭い部屋では、スリムタイプのケージが現実的な選択肢になります。
同じ高さのケージでも、棚板の数や配置によって使いやすさが変わります。
棚板の間隔は30〜50cm程度が理想的です。
間隔が広すぎると猫が登りにくく、狭すぎると圧迫感があります。
ケージのサイズは大きく分けて4つのカテゴリーに分類できます。
ここでは、サイズごとの特徴と、どんな猫に向いているかを整理します。
☑ 子猫の一時的な使用に最適
☑ ワンルームなど狭い部屋でも設置可能
☑ 短時間の留守番用として
☑ 持ち運びや移動がしやすい
成猫が長時間過ごすには狭いため、あくまで一時的な用途に限られます。
☑ 省スペースながら高さを確保
☑ 1頭飼いの成猫に適している
☑ 壁際に設置しやすい形状
☑ 一人暮らしの飼い主さんに人気
幅は狭いものの、高さがあるため上下運動は十分にできます。
☑ 最も一般的なサイズ
☑ 1〜2頭の飼育に対応
☑ トイレと食事スペースを分離可能
☑ 長時間の使用にも適している
多くの飼い主さんが選ぶ、バランスの取れたサイズです。
☑ 多頭飼いに最適
☑ 大型猫種でもゆったり過ごせる
☑ 複数の棚板やハンモックを設置可能
☑ 終日使用にも対応できる広さ
設置スペースは必要ですが、猫にとって最も快適な環境を提供できます。
ここからは、CageRoomの評価基準(安全性・サイズ適合性・通気性・掃除のしやすさ・インテリアとの調和)に基づいて厳選した、サイズごとに最適な猫ケージを具体的に紹介します。
あなたの飼育環境に合ったサイズのケージを見つけてください。
室内飼育に適した多段式の猫用ケージです。
広々としたサイズ設計により、猫が上下運動を楽しめる空間を実現しています。
各階層には休息スペースが設けられており、猫の習性に合わせた縦方向の動きをサポートします。
大型サイズながらも室内に調和するデザインで、初めてケージを導入される方にも使いやすい構造となっています。
複数の出入り口を備えているため、日常のお世話もスムーズに行えます。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
多頭飼いに対応した三段式の猫用ケージです。
十分なサイズを確保しているため、複数の猫が同時に快適に過ごせる設計となっています。
階段が付属しており、猫が楽に上下移動できる工夫が施されています。
各フロアには十分な広さがあり、それぞれの猫が自分のスペースを確保できます。
頑丈な構造で安定感があり、活発な猫の動きにもしっかりと対応します。
サイズに余裕があるため、トイレや食器の配置も自由に調整できます。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
遊び場が充実した多層式の猫用大型ケージです。
広々としたサイズ設計により、猫の運動欲求を満たす空間を提供します。
各層には階段やステップが配置され、猫が自由に移動できる環境が整っています。
ハンモックや棚板など、遊びと休息の両方に対応した設備が充実しています。
縦方向のサイズを活かした設計で、限られたスペースでも猫に十分な運動量を確保できます。
通気性にも配慮された構造となっています。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
透明扉を採用した二階建ての猫用ケージです。
適度なサイズ感で、猫の様子を外から確認しやすい設計となっています。
透明部分により猫の観察がしやすく、猫自身も外の様子を見ることができるため、ストレス軽減につながります。
二階建て構造で上下運動のスペースを確保しながらも、コンパクトに設置できます。
大型サイズの猫にも対応できる広さがあり、モダンなデザインでインテリアにも馴染みます。
扉の開閉もスムーズで日常のお世話が快適です。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
折りたたみ機能を備えた二段構造の猫用ケージです。
使用時は十分なサイズを確保し、不要時にはコンパクトに収納できる利便性が魅力です。
組み立ても簡単で、移動や掃除の際にも便利な設計となっています。
二段構造により猫の運動スペースをしっかりと確保しながら、設置場所を選ばないサイズ感を実現しています。
豪華な内装設備により、猫が快適に過ごせる環境が整っています。
一時的な使用から日常使いまで、幅広い用途に対応します。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
縦型設計を採用した多段階層式の猫用ケージです。
縦方向のサイズを最大限に活用することで、限られた床面積でも十分な空間を提供します。
猫の上下運動の習性に合わせた階層配置により、運動不足の解消に役立ちます。
大型サイズでありながら設置面積が少なく、ワンルームなどの限られたスペースでも導入しやすい設計です。
各階層には休息場所が用意され、猫が好みの高さで過ごせる環境を実現しています。
安定感のある構造で安心して使用できます。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
天然木を使用した多段式の猫用ケージです。
高級感のある木製デザインで、インテリアとしても映える上質なサイズ感が特徴です。
引き出しが付いており、猫用品の収納スペースとしても活用できる機能的な設計となっています。
木の温もりが感じられる素材は、猫にとっても落ち着ける空間を提供します。
多段式構造により十分な運動スペースを確保しつつ、家具としての美しさも兼ね備えています。
サイズも大きめで、ゆったりとした居住空間を実現しています。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
三階建ての大型猫用ケージで、折りたたみ式と移動機能を兼ね備えています。
広々としたサイズながら、必要に応じて移動や収納ができる便利な設計です。
キャスター付きで部屋間の移動もスムーズに行え、掃除の際にも便利です。
三階建て構造により、猫が十分に運動できる縦方向のサイズを確保しています。
大型サイズのため複数の猫にも対応でき、各階に十分なスペースがあります。
組み立ても簡単で、使い勝手の良さが魅力の商品です。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
高密度設計を採用した折りたたみ式の猫用ケージです。
コンパクトなサイズながらも、猫が快適に過ごせる空間を効率的に確保しています。
密な格子構造により安全性が高く、小柄な猫や子猫の飼育にも適しています。
折りたたみ機能により、使用しない時はスリムに収納できる利便性があります。
持ち運びにも便利なサイズ感で、動物病院への通院時や一時的な隔離が必要な場合にも活用できます。
設置場所を選ばない手頃なサイズが魅力です。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
透明窓を備えた多層構造の猫用大型ケージです。
広々としたサイズ設計と視認性の高さを両立した、機能的な商品となっています。
透明部分により猫の様子を常に確認でき、猫自身も外の景色を楽しむことができます。
多層構造により上下運動のスペースを十分に確保し、猫の健康維持をサポートします。
大型サイズのため、トイレや食事スペース、休息エリアをゆとりを持って配置できます。
通気性と視認性を兼ね備えた、快適な猫の居住空間です。
【猫のタイプ別おすすめ度】
【用途別おすすめ度】
猫ケージのサイズ選びは、愛猫の快適性を左右する重要なポイントです。
今回紹介した10個のケージは、CageRoomの評価基準(安全性・サイズ適合性・通気性・掃除のしやすさ・インテリアとの調和)に基づいて厳選したもので、それぞれ異なるサイズと特徴を持っています。
猫の体格、飼育頭数、使用時間、設置スペースという4つの要素を総合的に判断して、最適なサイズを選んでください。
迷ったときは、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
猫は広いスペースがあれば自分で居心地の良い場所を見つけますが、狭すぎるとストレスを感じてしまいます。
先述の「よくある失敗パターン」でも触れたように、「今のサイズ」だけで選んでしまうと買い替えにつながるため、成猫時を想定したサイズ選びが大切です。
また、サイズだけでなく、扉の位置や数、棚板の配置、掃除のしやすさなども重要な選択基準です。
実際の生活をイメージしながら、長く使えるケージを選びましょう。
適切なサイズのケージは、猫にとって安心できる自分だけの空間になります。
ぜひこの記事を参考に、愛猫にぴったりのサイズのケージを見つけて、快適なペットライフを実現してください。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。