【専門家監修】「シンガプーラ」に合うケージの選び方

ケージは、愛猫にとって大切な「安心できる自分だけの場所」です。サイズや素材が合っていれば、落ち着いてゆっくり休める空間になります。反対に、体に合わないケージを選んでしまうと、居心地が悪くなり、入ること自体を嫌がってしまうことも。今回は、専門家監修の下、「シンガプーラ」に合うケージの選び方を紹介。大切な家族をお迎えする前に、その子にぴったり合うケージを用意してあげましょう。

シンガプーラに合うケージの選び方とは

成猫サイズを基準に選ぶ

ケージは「成猫になったときの大きさ」を基準に選びましょう。(※シンガプーラは成長がゆっくりで、完全に体が出来上がるまで2年ほどかかることがあります)

・長さ…体長(胸の先からお尻までの長さ)の約2倍

・高さ…体高(立った状態で、肩から地面までの高さ)の約3倍

・奥行…体長の約1.5倍

ケージの中では、立つ・寝そべる・くるっと方向転換するといった動きが無理なくできる広さが必要です。少し余裕のあるサイズを選んであげましょう。

シンガプーラに合うケージの大きさ

長さ:46-70cm以上

高さ:45-75cm以上

奥行き:35-53cm以上

シンガプーラに合うケージの素材や機能

同じケージ選びでも、飼いたい猫種によっておすすめの素材や機能は異なります。以下では、シンガプーラにぴったりの素材や機能を紹介していきます。

床材

温暖なシンガポール生まれで寒さに弱い猫種のため、底冷えしにくい断熱性のある素材を選びましょう。世界最小の猫種ながらも筋肉質な体をしているため、着地時の衝撃を和らげる滑りにくくクッション性のある素材がおすすめです。汚れをさっと拭き取れる防水性のある素材だとお手入れも楽になります。

トイレ

トイレは寝床からなるべく離して設置しましょう。猫は清潔好きな動物なので、寝床のすぐ隣にトイレがあるとストレスを感じてしまいます。シンガプーラは特に神経質で繊細な一面があるため、落ち着いて用を足せるよう、ケージ内の下段にトイレを置き、寝床とはしっかり距離を取ってあげましょう。体が小さいので、ケージ内のスペースを圧迫しすぎないコンパクトなトイレを選ぶのもポイントです。

ベッド

ベッドはケージの上段に設置しましょう。猫は高い場所に安心感を覚える習性があり、好奇心旺盛なシンガプーラも高いところから周囲を見渡すのが大好きです。上段にベッドを置くことでリラックスして休むことができます。寒さに弱い猫種なので、冬は保温性の高いフリース素材やもこもこのベッド、毛布などを活用して暖かく過ごせる環境を整えてあげましょう。

好奇心旺盛で脱走に注意が必要な猫種のため、しっかりとしたロック機構がついた扉を選ぶことが重要です。体が小さいため、わずかな隙間からもすり抜けてしまうことがあります。格子の間隔が狭いタイプを選びましょう。扉が複数あるタイプだとお世話もしやすく便利です。

シンガプーラのアイテム一覧

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シンガプーラの特徴

シンガポール原産のシンガプーラ。「シンガプーラ」はマレー語で「シンガポール」を意味し、現地では「クチンタ(愛しい猫)」という愛称で親しまれています。1970年代にアメリカ人のメドゥ夫妻がシンガポールの下水溝で暮らしていた小さな猫を発見し、アメリカに連れ帰ってブリーディングを開始。その妖精のような愛らしさから瞬く間に人気を集め、わずか6〜7年という異例の速さで1982年にCFA(アメリカ猫愛好家協会)に公認登録されました。純血種の猫としては世界最小で、「小さな妖精」とも呼ばれています。

外見

純血種の中で世界最小の体を持ち、成猫になっても子猫と見間違えるほどコンパクトです。小さいながらも筋肉質でしっかりとした体つきをしています。丸い頭に大きなアーモンド形の瞳が印象的で、目の周りにはくっきりとしたアイラインが入っています。付け根の広いカップ状の大きな耳もチャームポイントです。被毛は非常に短く体に密着していて、絹のように滑らかな手触り。毛色は「セピアアグーティ」の1色のみですが、1本の毛に複数の色が入るティッキングにより、光の加減で美しく表情が変わります。

性格

小さな体からは想像できないほど好奇心旺盛で、元気いっぱいの猫種です。飼い主が大好きで、膝の上に乗ったり抱っこを好んだりと、まるで犬のような甘えん坊な一面があります。一方で神経質で警戒心が強い面もあり、飼い主以外にはなかなか慣れない人見知りな子も。大きな音や騒がしい環境が苦手なので、穏やかで静かな環境が向いています。鳴き声がとても小さくほとんど鳴かないのも特徴です。

身体

体高:15-25cm(男の子女の子共に)

体長:23-35cm(男の子女の子共に)

体重:2.7-4kg(男の子)/2-3kg(女の子)

寿命:10-15才

*体高…猫が立った状態で、肩から地面までの垂直の高さ

*体長…胸の先からお尻までの長さ

シンガプーラを飼う際のポイント

飼育難易度 ★★☆☆☆

世界最小の猫で、体が小さい分鳴き声も小さいです。アパートなどの住宅でも飼いやすい猫種です。好奇心旺盛のため脱走には注意してください。

お手入れのしやすさ ★★☆☆☆

短毛で比較的お手入れがしやすいです。週に2回ほどのブラッシングやラバータオルで抜け毛を取るくらいで大丈夫。抱っこされるのが好きなので、爪でひっかかれないよう定期的な爪切りも必要です。

甘えん坊度 ★★★★☆

飼い主にはよく甘えますが、神経質なところもあるので、声の大きな子供や他のペットに対してストレスを感じることもあります。穏やかな環境で、じっくり信頼関係を築いていきましょう。

寒さへの耐性 ★★☆☆☆

温暖なシンガポール生まれのため寒さには弱いです。冬は暖房だけでなく、冬用のベッドや毛布などを活用して快適な環境を整えてあげましょう。

病気になるリスク ★★★☆☆

遺伝的に血液、心臓、皮膚の疾患にかかりやすいです。食事管理や定期検診をしっかり行うことでリスクを減らせます。