
パグをお迎えするとき、意外と迷うのがケージのサイズ選びですよね。
小型犬に分類されるのに、体つきはがっしり。
ダックスやチワワ用と同じ感覚で選ぶと「思ったより窮屈そう…」となりがちなんです。
かといって大きすぎても、お部屋を圧迫してしまいます。
この記事では、パグの体格からケージの幅・奥行・高さの目安を割り出す考え方、トイレを中に入れる場合のサイズ調整、短頭種ならではの通気性の注意点まで、順番に整理していきます。
読み終わるころには、あなたのおうちにちょうどいい一台がイメージできるはずです。
記事の監修者
いきなり結論からお伝えすると、成犬のパグ1頭が日常的に過ごすケージなら、幅80〜95cm・奥行55〜65cm・高さ55〜65cmあたりが選びやすいゾーンです。
もちろん体格には個体差がありますし、ケージ内にトイレを置くかどうかでも変わってきます。
まずは「なぜそのサイズになるのか」を分解して見ていきましょう。
一般的な目安として、パグの体高(足元から肩までの高さ)はおよそ25〜30cm、体重は6〜8kg前後といわれています。
数字だけ見ると小型犬なんですが、胸まわりが厚くて筋肉質なのがパグの特徴。
同じ体重のトイプードルと比べると、体の「かさ」がひとまわり大きく感じられることも多いんです。
チワワやポメラニアン向けの超小型サイズだと、伏せて足を伸ばしたときに窮屈になりやすい、、、ここが最初のつまずきポイントですね。
ケージのサイズは、次のように考えると迷いにくくなります。
床面積の考え方はシンプルで、**「その場でくるっと方向転換できて、足を伸ばして横になれる」**かどうか。
この2つができれば、寝床としては十分機能します。
まさにこの条件にはまりやすいのが、こちらのタイプ。
サイズ展開のMが「フレンチブルなど大きめ小型犬」向けで、幅82.5×奥行56.5×高さ62.9cmという設定。
パグの体格ときれいに噛み合うサイズ感なんです。
全面が格子構造で風が抜けやすく、キャスター(=底に付いた小さな車輪で、持ち上げずに移動できる仕組み)付きなので掃除のときもラクですよ。

ここ、サイズ選びで一番差が出るところなんです。
ケージの中にトイレシーツを敷くスタイルなら、寝床スペースとトイレスペースを分ける必要があります。
パグ用のトイレトレーはレギュラーサイズで幅45cm前後。
寝床とぶつからないように置くと、幅は最低でも90cm、余裕を見るなら100cm以上ほしくなります。
逆に、トイレはケージの外(サークル内やお部屋の一角)に置く運用なら、幅80cm前後でも十分やっていけます。
生活スタイルから逆算するのがコツですね。
トイレスペースまで見据えて広さを確保したい方には、この組み合わせ式が扱いやすいです。
パネルを組み合わせる構造で、Mサイズなら幅120×奥行60×高さ60cm。
屋根付きなので飛び出しの心配も減らせます。
両開き扉(=左右どちらからも開けられる扉)で、お世話のときに手が入れやすいのもうれしいところ。
パグの体は生後8〜10か月ごろでほぼ成犬サイズに近づいていきます。
つまり、子犬用サイズを買っても使える期間は1年に満たないケースが多いんですよね。
個人的にも、最初から成犬サイズを選んでおいて、子犬のうちは仕切りやクッションで空間を区切る方法をおすすめしたいです。
ただ、あまりに広すぎると「どこがトイレか分からない」状態になる子もいます。
仕切りで調整できるタイプだと安心なんです。
長く使う前提なら、扉の開閉音まで配慮された一台を選んでみてください。
幅91.5×奥行59×高さ64cmで、パグにゆとりのある広さ。
静音スライド扉なので、開け閉めの「ガシャン」という音が苦手な子にもなじみやすい設計です。
格子構造で通気性がよく、初めてケージを用意する飼い主さんにも扱いやすいですよ。

パグは短頭種(=鼻先が短い犬種のグループ)で、体温を呼吸で逃がすのが少し苦手な傾向があります。
だからこそ、ケージ選びでは四方の風通しをチェックしてほしいんです。
夏場は特に、ケージの中と外で体感温度が変わります。
呼吸が荒い状態が続く、いびきが普段より大きいなど気になることがあれば、早めに獣医師に相談してみてくださいね。
風通しをたっぷり確保したいなら、サークル(=柵で囲んだ広めの囲いスペース)という選択肢もあります。
幅120×奥行120×高さ64cmと広々。
側面がメッシュ(=網目状の生地で、風と視線が通る素材)なので開放感があり、夏場でも空気がこもりにくい作りです。
汚れたら丸洗いできて、使わないときは折りたためるのも助かりますよね。

パグは短毛ですが、抜け毛はけっこうしっかり出るタイプ。
大きいケージほど掃除の手間も増えるので、「広さ」と「手入れのしやすさ」はセットで検討したいところです。
ここでチェックしたいのが、引き出し式トレイ(=底の受け皿を横に引き出して、そのまま丸洗いできる仕組み)。
Lサイズが幅93×奥行57.5×高さ69cmで、パグにちょうどいい広さ。
上部が大きく開くので、寝ている子を起こさずにそっとお世話することもできます。
底面を外して丸洗いできるため、清潔をキープしやすいのがポイントです。

日々のごはんや水の補充を考えるなら、こちらの構造も便利。
透明扉から中の様子が見えるので、留守番中もパッと確認しやすいタイプ。
給水ボトルや食器を取り付けられる設計で、扉を全開にせずにお世話できるのが時短につながります。
パグは人のそばで過ごすのが好きな子が多い犬種。
家族の集まるリビングにケージを置く前提なら、インテリアになじむデザインを選んでおくと後悔しにくいです。
幅90cm超えのケージは存在感が出ますから、天板が使えるタイプだと空間のムダも減らせます。
幅111×奥行60×高さ62cmで、パグがゆったり過ごせる広さ。
白と木目調の組み合わせが家具っぽく見えるので、リビングに置いても浮きにくいんです。
天板に小物を置けて、キャスター付きだから模様替えのときも動かしやすいですよ。

賃貸や、来客時だけ片付けたいご家庭には折りたたみタイプも合います。
幅89×奥行59×高さ55cmと、パグ1頭にちょうどいいサイズ感。
金属フレームで安定感があり、底には防水トレーが付いています。
使わないときはコンパクトに畳めるので、収納場所を選びません。
十分な広さがあるのに、なぜかケージの中でソワソワする、、、そんなときは、広さより刺激の多さが原因かもしれません。
人の動きや外の音が気になる子には、三方向を覆ってあげるだけで表情が変わることもあります。
折りたたみワイヤーケージに合わせて使えるカバーで、サイズはS〜XXLまで。
パグならSかMがフィットしやすいです。
来客時や掃除中の一時的な目隠しとしても便利なんですよ。
日常のケージとは別に、移動用のサイズも知っておくと安心です。
ハードキャリー(=硬いプラスチック製の持ち運び用ケース)は、パグが中で伏せて向きを変えられる内寸が目安。
体重6〜8kgに耐えられる作りかどうかも確認したいですね。
内寸が約35×56×49mmサイズ感で、耐荷重は20kg未満。
コーギーやビーグルなど中型犬にも対応する余裕があるので、がっしり体型のパグでも窮屈になりにくいです。
前扉は左右どちらからも開けられ、扉を外せば室内のハウスとしても使えます。
Q. 大きすぎるケージはダメですか?
広すぎて落ち着かない子もいれば、広いほうがのびのびする子もいます。
心配なら仕切りやベッドで「巣穴っぽいスペース」を作ってあげると、安心して休みやすくなります。
Q. ふっくらタイプのパグは、どのサイズを選べばいい?
体重が8kgを超えてくる子は、幅95〜100cmクラスを候補に入れてみてください。
方向転換のしやすさが判断基準です。
Q. 高さは低くても大丈夫?
お座りしたときに頭が天井に触れないことが最低ラインです。
高さ50cm台でも、パグの体高なら足りるケースが多いですよ。
パグのケージサイズは、幅80〜95cm・奥行55〜65cm・高さ55〜65cmが出発点。
そこから、トイレを中に入れるなら幅を20〜30cmプラス、リビング設置ならデザインと天板の使い勝手をプラス、というふうに足し算していくと決めやすくなります。
そして忘れたくないのが、短頭種ならではの通気性と設置場所。
サイズが合っていても、風が通らない場所では快適さが半減してしまいます。
大手の総合通販は品揃えの幅広さに強みがありますが、CageRoomは犬猫のケージに特化しているぶん、犬種や住環境から絞り込みやすいのが持ち味です。
あなたのパグにぴったりの一台が見つかりますように。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。