ケージは、愛犬にとって大切な「安心できる自分だけの場所」です。サイズや素材が合っていれば、落ち着いてゆっくり休める空間になります。反対に、体に合わないケージを選んでしまうと、居心地が悪くなり、入ること自体を嫌がってしまうことも。今回は、専門家監修の下、「ボーダーコリー」に合うケージの選び方を紹介。大切な家族をお迎えする前に、その子にぴったり合うケージを用意してあげましょう。

ケージは「成犬になったときの大きさ」を基準に選びましょう。(※成犬の目安は生後1年頃です)
・長さ…体長(胸の先からお尻までの長さ)の約2倍
・高さ…体高(立った状態で、肩から地面までの高さ)の約2倍
・奥行…体長の約1.5倍
ケージの中では、立つ・寝そべる・くるっと方向転換するといった動きが無理なくできる広さが必要です。少し余裕のあるサイズを選んであげましょう。
長さ:102-126cm以上 高さ:92-112cm以上 奥行き:77-95cm以上
同じケージ選びでも、飼いたい犬種によっておすすめの素材や機能は異なります。以下では、ボーダーコリーにぴったりの素材や機能を紹介していきます。

運動能力が非常に高く活発な犬種のため、滑りにくく足腰に負担がかからない素材を選びましょう。ワイヤーや金網タイプは関節に負担がかかるため避けるのがベターです。汚れを拭き取りやすく、クッション性のある素材だとお手入れも快適さも両立できます。
知能が高く観察力に優れた犬種のため、簡単に開けられないしっかりとしたロック機構のある壁を選ぶことが大切です。太めの金属製フレームなど、頑丈で耐久性のある素材がおすすめです。通気性の良い格子状のタイプであれば、快適に過ごせます。
運動能力が抜群に高いため、ジャンプしてケージから飛び出すことがあります。屋根付きのタイプを選んでおくと安心です。ロック機構がしっかりしたものを選びましょう。
体格がしっかりしているため、出入りしやすい広めの扉を選びましょう。賢い犬種なので、簡単なロックだと自分で開けてしまうことがあります。二重ロックなど、開けにくい仕組みの扉がおすすめです。
イギリス原産のボーダーコリー。名前の「ボーダー」は、イングランドとスコットランドの国境地帯で飼育されていたことに由来します。全犬種の中でもっとも知能が高いとされ、牧羊犬として世界中で活躍してきた歴史を持ちます。近年ではアジリティやフリスビーなどのドッグスポーツでも目覚ましい成績を残している犬種です。
被毛は長毛と短毛の2タイプがあり、いずれもダブルコートです。毛色はブラック&ホワイトが代表的ですが、チョコレート&ホワイト、ブルーマール、レッド&ホワイト、トライカラーなど35種類以上のバリエーションがあります。耳は立ち耳や半立ち耳などさまざまで、個体ごとに異なる表情を見せてくれます。均整の取れた引き締まった体つきで、アスリートのようなしなやかさが特徴です。
全犬種トップクラスの賢さを誇り、飼い主への忠誠心が非常に強い犬種です。洞察力に優れ、自ら状況を判断して行動することができます。人と一緒に作業することを好み、指示をよく聞いてくれます。ただし、賢さゆえに整合性のない態度やしつけをすると混乱しやすい一面もあり、一貫したしつけが求められます。
体高:48-56cm(男の子)/46-53cm(女の子)
体長:54-63cm(男の子)/51-59cm(女の子)
体重:14-23kg(男の子)/12-20kg(女の子)
寿命:10-17才(男の子)/10-17才(女の子)
*体高…犬が立った状態で、肩から地面までの垂直の高さ *体長…胸の先からお尻までの長さ
非常に賢い犬種のため、上手にしつけないと人間を下に見て手に負えなくなってしまうことがあります。運動、しつけ、お手入れなど全ての面で家族全員が一致協力する必要があり、飼育難易度の高い犬種といえるでしょう。
ダブルコートで抜け毛が多い犬種です。毎日のブラッシングだけでなく、美しい被毛を保つために月に1回ほどのシャンプーも欠かせません。大人しくお手入れをさせてくれるようにするためにも、日頃のしつけが大切です。
毎日2回、合計2時間以上の散歩に加えて、頭を使った遊びも求められます。知育グッズやフリスビーなどが大好きです。ボーダーコリーの問題行動の第一の原因は運動不足です。飼う前に、毎日しっかり時間を取れるかどうかの検討が必要でしょう。
よく吠える傾向がある犬種です。とても賢いので、吠えたら要求が通ると覚えてしまうと、さらに吠えるようになります。小さい頃から吠えないように辛抱強くしつけておけば問題ありません。
愛情深く活発な犬種で、子供や他のペットとも仲良くすることができます。ただし、もともと牧羊犬のため、走り回るものを追いかけてしまう習性があります。遊ばせるときは、よく見守ってあげてください。