
「猫ケージは150cmくらいの高さがいい」と聞いたものの、実際に部屋へ置いたときのイメージが湧かない、、、そんな飼い主さんは本当に多いんです。
高さ150cm前後は3段・4段タイプの主流サイズで、上下運動もトイレの分離もしやすい、いわばバランスのいい高さ。
ただし幅や奥行き、段の間隔、掃除のしやすさまで見ないと「大きいのに使いにくい」となることもあります。
この記事では、150cm前後の猫ケージが選ばれる理由と失敗しないチェックポイント、タイプ別のおすすめを整理しました。
お迎え前でも買い替え中でも、読み終わるころには自分の部屋に合う1台が見えてくるはずです。
記事の監修者
まずは体感イメージから確認していきましょう。
150cmというのは、 大人の女性の身長とほぼ同じくらい の高さです。
数字だけ見ると「大きすぎるのでは」と感じるかもしれませんが、実際に置いてみると、幅が80cm前後・奥行き60cm前後に収まる商品が多いので、床の占有面積は意外とコンパクトなんですよ。
つまり150cmクラスは「床は取らずに、空間を縦に使う」タイプ。
賃貸のワンルームでも、本棚1つ分のスペースがあれば設置できるケースが少なくありません。
高さ別におおまかに整理すると、こんな感じです。
150cmは**「猫が満足しやすい高さ」と「圧迫感の少なさ」の境目**にあたるライン。
だから商品数も多く、選択肢が一番豊富な帯なんです。
日本の住宅の天井高は、だいたい240cm前後が一般的。
150cmのケージを置くと、上に90cmほど余白ができます。
この余白があると、ケージ上に猫が乗ってもぶつかりにくいですし、掃除のときに手が入りやすいのもうれしいところ。
エアコンの風が直撃しない位置か、という点も合わせてチェックしてみてくださいね。
猫は平面より立体で動くことを好む子が多いです。
もちろん個体差はありますが、縦の移動ができる環境があると、留守番中の運動不足対策になりやすいんですよ。
150cmあれば段と段の間に十分な高さが取れるので、ジャンプや飛び降りの動きも生まれます。
まずは高さ145cmの3段タイプから見てみましょう。

アーチ型のシルエットが特徴で、3段時の高さは145cm。
幅79cm・奥行63cmとゆとりがあり、大きめの子でも方向転換しやすい設計です。
スロープ階段(=段差をなだらかな坂で結ぶパーツ)が付いているので、ジャンプが苦手な子でも移動しやすいのが安心ポイント。
底のトレー(=糞尿や砂を受ける受け皿)は引き出せるタイプなので、日々のお手入れもラクなんです。
同じフロアにトイレとごはんが並んでいるのを嫌がる子は、実はかなり多いです。
段が3つ以上あると、下段はトイレ、中段は食事、上段は休憩というふうに役割を分けられます。
このゾーン分けができるかどうかが、150cmクラスを選ぶ大きな価値なんですよね。
収納までまとめたいなら、こちらのタイプ。
家型の屋根デザインで、Mサイズが高さ156cm、XLは160cm。
下部に猫用品をしまえる収納引き出しが付いていて、フードやシーツの定位置を作れるのが便利です。
キャスター付き(=底のローラーで動かせる仕組み)なので、掃除機をかけるときもスッと移動できます。
2匹以上で暮らしていると、それぞれが別の高さに逃げられることが快適さにつながります。
同居猫との相性を見ながら、段を使い分けられる環境を用意してあげたいところ。
4段タイプなら、その自由度がさらに上がります。

最大4段で高さ145cm、幅63cm・奥行93cmという広々設計。
扉が大きく開くうえ上部開閉式(=天井部分がフタのように開く構造)なので、抱き上げてのお世話がしやすいんです。
段ごとにハンモックやスロープを配置できるため、レイアウトの自由度もかなり高め。
もう1台、多頭前提で見ておきたいのがこちら。
特大4段は高さ148cm、幅62cm・奥行85cm。
小型猫なら3匹まで対応できるサイズ感です。
棚板・ハンモック・トイレスペースが最初から想定された構造で、縦にも横にも動線があるのがポイント。
格子タイプなので通気性がよく、夏場でも空気がこもりにくいのが助かります。
高さだけで決めてしまうと、あとから「思っていたのと違う」となりがち。
ここは正直、いちばん大事なパートです。
高さ150cmでも、幅60cmと幅100cmでは中の広さがまるで違います。
目安としては、猫が寝そべって手足を伸ばせる幅があるかどうか。
もちろん体格には個体差がありますので、うちの子の伸びた状態の長さを一度測ってみるのがおすすめです。
高さがある分、段の高さ設定が重要になります。
若い猫なら問題なくても、シニア期に入ると飛び降りの着地が負担になることもあるんです。
スロープや階段が付いているか、後付けできるかを確認しておくと長く使えます。
関節の様子が気になる場合は、獣医師さんに相談してみてくださいね。
ここを妥協すると、毎日じわじわ効いてきます、、、
各階に扉があるタイプは、上段のお手入れがぐっとラクになりますよ。

そういった条件を満たすシンプルな1台がこちら。
XLサイズで高さ163.5cm、幅84cm・奥行61cm。
各階にしっかり出入口が付いています。
格子タイプで見通しがよく、どこで何をしているか一目で分かるのが安心。
多頭飼育にも配慮された構造で、スペースを区切って使いやすい設計です。
賢い子は、前足で扉のラッチを外してしまうこともあります。
脱走防止ロック(=扉が自然に開かないよう二重に固定する仕組み)が付いているか、確認しておくと安心。
扉の隙間が広すぎないかもチェックポイントです。
耐久性を重視するなら、太めのワイヤーと補強金具が入ったモデル。
3段Lサイズが高さ163.5cm、幅84cm・奥行61cm。
重量20kgとしっかりした作りです。
すべての段に扉があり、丈夫な鉄線と補強金具でぐらつきにくい安定感があります。
上下移動のステップ付きなので、留守番中の運動スペースとしても使いやすいですよ。
リビングに置くなら、やっぱり見た目も大切ですよね。

北欧風デザインの木製ケージで、3段【L】が高さ156cm、幅112cm・奥行56cm。
丸型と角型から選べるので、部屋の雰囲気に合わせやすいのが個人的にもうれしいところ。
キャスター移動に対応していて、模様替えのときも動かしやすい仕様です。
透明扉で中を見やすくしたいなら、こちらも候補に。

3段時で高さ142cm、幅93cm・奥行63cm。
各段に透明扉を採用しています。
通気口が確保されているうえ、扉がクリアなので中の様子を確認しやすいのが特長。
段ごとに空間を分けて使えるため、多頭飼育の環境づくりにも向いています。
体格が大きめの子には、サイズ展開が広いモデルが選びやすいです。
最大3段構成で、122cm・126cm・177cm・183cmと高さのバリエーションが豊富。
給水ボトルを取り付けられる構造で、日常のお世話に配慮された作りです。
ハンモックやスロープの設置にも対応していて、くつろぎスペースを自由に作れるのが魅力なんですよ。
来客時や掃除中だけ使いたい、というニーズもありますよね。
積み重ね式で、M+サイズは高さ175.2cm。
各段が独立した構造になっています。
段ごとに使い分けられるので、猫同士を一時的に分けたいときに扱いやすいタイプ。
ただし各段はつながっていないため、ケージ内での上下移動はできません。
日常の生活空間としてより、必要な場面で活躍する1台です。
木のぬくもりを足したい方には、こちらもおすすめ。
天然木とワイヤーを組み合わせた3段タイプで、高さ131cm・幅86cm・奥行54cm。
150cmより少し低めなので、圧迫感を抑えたい部屋にちょうどいいサイズ感です。
下部トレイは引き出し式で、お手入れの手間も少なめ。
猫は家族の気配を感じられる場所を好む子が多いです。
一方でテレビの真横や人の通り道は落ち着きにくいことも。
リビングの角や壁際など、背中側が守られている位置が候補になりやすいですよ。
高さがある分、地震のときの揺れは大きくなります。
壁際に寄せる、L字金具や耐震ジェルで固定する、上段に重いものを置かない。
この3つを意識するだけでも、ぐっと安心感が変わります。
いきなり長時間入れると、ケージ自体を嫌がるようになる子もいます。
扉を開けたまま置いて、おやつやお気に入りの毛布を入れて、自分から入る体験を積み重ねるのが近道。
数日かけて慣れてくれれば上出来です。
焦らずいきましょう。
Q. 150cmは1匹には大きすぎませんか?
大きすぎて困ることは基本的にありません。
段を分けて使えるぶん、むしろ快適に過ごせる子が多いです。
Q. 子猫のうちから150cmを使っても大丈夫?
高い段からの落下が心配な時期は、上段の扉を閉めて下2段だけで使う方法があります。
成長に合わせて開放していけば長く使えますね。
Q. 通販だと大きさが分からなくて不安です
新聞紙やマスキングテープで床に幅と奥行きを取り、壁に150cmの印を付けてみてください。
実物のイメージがかなりつかめます。
Q. Amazonや楽天とどう違うの?
大手モールは総合的な品揃えとスピード配送に強みがあります。
CageRoomは犬猫のケージカテゴリに特化しているので、段数・高さ・設置環境から絞り込みやすいのが持ち味です。
猫ケージの150cmは、上下運動とゾーン分けの両方が叶う黄金サイズ。
選ぶときは高さだけでなく、幅・奥行き、段の間隔、掃除のしやすさ、そして脱走対策まで見ておくと失敗しにくくなります。
シンプルで頑丈なスチールタイプか、部屋になじむ木製タイプか。
多頭飼育なら4段、大型猫ならサイズ展開の広いモデル、と方向性を決めてから比べると、驚くほどスムーズに絞り込めますよ。
あなたと愛猫にとって、いちばん心地いい1台が見つかりますように。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。