【専門家監修】「マンチカン」に合うケージの選び方

ケージは、愛猫にとって大切な「安心できる自分だけの場所」です。サイズや素材が合っていれば、落ち着いてゆっくり休める空間になります。反対に、体に合わないケージを選んでしまうと、居心地が悪くなり、入ること自体を嫌がってしまうことも。今回は、専門家監修の下、「マンチカン」に合うケージの選び方を紹介。大切な家族をお迎えする前に、その子にぴったり合うケージを用意してあげましょう。

マンチカンに合うケージの選び方とは

成猫サイズを基準に選ぶ

ケージは「成猫になったときの大きさ」を基準に選びましょう。(※成猫の目安は生後1年頃です) ・長さ…体長(胸の先からお尻までの長さ)の約2倍

・高さ…体高(立った状態で、肩から地面までの高さ)の約3倍

・奥行…体長の約1.5倍

ケージの中では、立つ・寝そべる・くるっと方向転換するといった動きが無理なくできる広さが必要です。少し余裕のあるサイズを選んであげましょう。

マンチカンに合うケージの大きさ

長さ:120cm以上

高さ:45-60cm以上

奥行き:90cm以上

マンチカンに合うケージの素材や機能

同じケージ選びでも、飼いたい猫種によっておすすめの素材や機能は異なります。以下では、マンチカンにぴったりの素材や機能を紹介していきます。

床材

胴が長く足が短い体型のため、腰への負担を軽減することが最も大切です。滑りにくく、クッション性のある素材を選びましょう。お腹が地面に近いため、底冷えしにくい断熱性のある素材だと冬場も安心です。汚れをさっと拭き取れる防水性のある素材だとお手入れも楽になります。

トイレ

トイレは寝床からなるべく離して設置しましょう。猫は清潔好きな動物なので、寝床のすぐ隣にトイレがあるとストレスを感じてしまいます。マンチカンは足が短いため、落ち着いて用を足せるよう、ケージ内の下段にトイレを置き、寝床とはしっかり距離を取ってあげましょう。入口の段差が低いトイレを選ぶのがポイントです。段差が高いと腰に負担がかかってしまうため、またぎやすさを最優先に考えてあげてください。

ベッド

ベッドはケージの上段に設置しましょう。猫は高い場所に安心感を覚える習性があり、上段にベッドを置くことでリラックスして休むことができます。ただし、短足タイプのマンチカンは高いところからのジャンプがケガのもとになるため、上段までの移動にステップや低めの段差を設けてあげることが大切です。寒さに弱い猫種なので、冬は保温性の高いフリース素材のベッドを用意してあげると安心です。お腹が地面に近い体型のため、底冷えしにくいふかふかのベッドがおすすめです。

足が短いため、扉の段差が高いとまたぐ際に腰へ負担がかかります。段差が低い、もしくは段差のないタイプがおすすめです。好奇心旺盛で活発な猫種のため、出入りしやすい広めの扉を選びましょう。扉が複数あるタイプだとお世話もしやすく便利です。

マンチカンのアイテム一覧

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マンチカンの特徴

イギリスを原産とするマンチカン。短い足の猫の存在は1944年にイギリスで初めて報告されましたが、本格的に歴史に現れるのは1983年、アメリカのルイジアナ州でのことです。保護された野良猫から生まれた子猫の半数が短足種だったことから、本格的な育種が始まりました。「マンチカン」の名前は「オズの魔法使い」に登場する小さな住人「マンチキン」に由来しています。その愛らしい短足の姿と人懐っこい性格で、現在では世界中で絶大な人気を誇る猫種です。

外見

何といっても短い足と胴長の体型が最大の特徴です。短足ながらも筋肉質な体をしており、走り回る姿がスポーツカーに似ていることから「猫のスポーツカー」とも呼ばれます。全体的に丸みのある雰囲気で、成猫になっても幼い愛らしさが残りやすい猫種です。毛色はレッド、クリーム、ブラウン、ブルー、ホワイトなど非常にバリエーションが豊富で、柄もクラシックタビーやパッチドタビーなど多種多様。短毛タイプと長毛タイプの両方が存在します。

性格

穏やかで社交的、人懐っこい性格の猫種です。「犬っぽい性格」といわれるほど飼い主が大好きで、帰宅時にお出迎えしてくれたり、膝の上に乗って甘えてきたりする子も多いです。好奇心旺盛で遊び好きな一面もあり、子猫のときだけでなく成猫になっても活発に動き回ります。他の猫やペットとも上手に接することができるため、多頭飼いにも向いています。

身体

体高:15-20cm(男の子女の子共に)

体長:約60cm(男の子女の子共に)

体重:3-5kg(男の子)/2.5-4kg(女の子)

寿命:11-15才

*体高…猫が立った状態で、肩から地面までの垂直の高さ

*体長…胸の先からお尻までの長さ

マンチカンを飼う際のポイント

飼育難易度 ★★☆☆☆

人気の短足タイプは小柄で扱いやすく、初心者向けの猫です。胴が長く足が短いので、高いところからのジャンプはケガのもとになります。高いキャットタワーを置けないような狭いアパートでも飼いやすいでしょう。

お手入れのしやすさ ★★☆☆☆

短毛タイプは週に1度ほどのブラッシングで抜け毛をある程度防げます。足に負担がかからないように、定期的に爪切りもおこないましょう。

甘えん坊度 ★★★☆☆

社交的な性格の子が多く、飼い主にもよく懐きます。ヨチヨチした歩き方で追いかけてくる様子は、マンチカン人気も納得の可愛さです。

寒さへの耐性 ★★☆☆☆

個体差によりますが、寒さには比較的弱い猫です。お腹が地面に近いマンチカンは、底冷えする冬場は特に注意してあげる必要があります。暖房やペット用ヒーターなどで温かい環境を整えてあげましょう。

病気になるリスク ★★★☆☆

短足タイプは腰に負担がかかるため、椎間板ヘルニアを発症しやすいです。肥満だとさらにリスクが高まるため、普段の食事には注意が必要です。定期検診で早期発見を心がけましょう。