
「猫がケージの中でなんだか落ち着かない」「夜になると鳴く」「来客時にケージを隠したい」、、、そんなときに気になるのがケージカバーですよね。
でも、いざ探してみると「通気は大丈夫?」「サイズが合う?」「そもそもうちの子に必要なの?」と迷ってしまう飼い主さんも多いんです。
この記事では、猫のケージにカバーをかける目的とメリットを整理しながら、カバーをかけやすいケージや、カバー代わりに目隠し効果が出せるアイテムまで、目的別にご紹介します。
あなたと愛猫にちょうどいい「囲い方」を、一緒に見つけていきましょう。
記事の監修者
まず「カバーって本当にいるの?」というところから整理してみますね。
猫は本来、狭くて少し暗い場所に安心感を覚える子が多い動物です。
野生時代の名残で、周りから見えにくい空間だと落ち着きやすいんですよ。
ケージにカバー(=布などでケージの一部や全体を覆うもの)をかけると、まさにその「隠れ家」のような環境を作りやすくなります。
ただし、これはあくまで個体差があるお話。
覆われた空間を好む子もいれば、視界が開けているほうが安心する子もいます。
あなたの愛猫がどちらのタイプか、様子を見ながら取り入れてあげてくださいね。
カバーが活躍する場面を具体的に挙げると、こんな感じです。
このうち、特に多い悩みが「夜鳴き」と「来客時のソワソワ」なんですよね。
光や視線をやわらげるだけで、すっと落ち着いてくれる子もいます。

カバーを用意するなら、ここだけは押さえておきたい、という点をまとめます。
覆うことばかり意識して、ぴったり密閉してしまうのは避けたいところ。
空気がこもると、特に夏場は熱や湿気がたまりやすくなります。
メッシュ部分があるものや、一部を開けて使えるタイプを選ぶと安心なんです。
カバーは大きすぎると扉が開けにくく、小さすぎると覆いきれません。
お手持ちの、または購入予定のケージの幅・奥行き・高さを測ってから選ぶのが失敗しないコツですよ。
猫の毛やホコリは想像以上につきます。
洗濯機で丸洗いできる布製なら、清潔をキープしやすいです。
そして実は、カバーのかけやすさは「ケージそのものの形」で大きく変わります。
ここからは、カバーと相性のいいケージを目的別に見ていきましょう。
布をふわっとかけるなら、シンプルな格子タイプ(=金属の網目状フレーム)のケージが扱いやすいんです。
出っ張りが少なく、布が引っかかりにくいんですよね。
まずはコンパクトに使える2段タイプから。
スロープ階段付きで上下の移動がしやすく、底には引き出して洗えるトレー(=糞尿を受ける受け皿)付き。
格子タイプで通気性がよいので、上から布をかけても空気がこもりにくい設計です。
価格も手に取りやすく、初めての1台にも向いています。
折りたたみ式でもっと手軽に使いたいなら、こちらもおすすめ。
組み立て不要の折りたたみ式で、使わないときはコンパクトに収納できます。
上部開閉式(=天井部分が開く構造)なのでお世話もしやすく、シンプルな格子フォルムはカバーとの相性も良好なんですよ。

「見守りやすさ」と「目隠し」を両立したい方には、こんな選択肢も。
白を基調にした縦格子デザインで、透明扉(=中が見えるクリアドア)付き。
普段は中の様子を確認しやすく、落ち着かせたいときだけカバーをかける、という使い分けがしやすいです。
二重扉とロック機能(=脱走を防ぐ施錠の仕組み)で安全面にも配慮されています。
キャスター付き(=移動しやすい車輪)なので、お掃除のときの移動もスムーズなんです。
「布のカバーはずれてしまう」「もっと自然に隠れ家を作りたい」という飼い主さんには、はじめから囲われた形のアイテムも手なんですよ。
ティピーテント型(=三角に布を張ったテント状)のペットベッドです。
ストライプ柄の生地とクッション付きで、ほどよく囲まれた落ち着ける空間に。
ケージの中に入れても、お部屋に単体で置いても使いやすいサイズ感です。
もっと手軽な「囲い」なら、フェルト製のハウスタイプも。
半封閉設計(=半分囲まれた半オープンの構造)で、肉球模様がかわいいフェルト製のハウス。
やわらかい素材で四季を通して使いやすく、波型の屋根デザインがインテリアにもなじみます。
組み立て式で移動や収納がしやすいのもうれしいポイント。
遊び心も欲しい子には、こんなデザインもありますよ。
チーズをモチーフにした、ころんとかわいい隠れ家ハウス。
複数の穴から出入りでき、中でくつろぐこともできます。
遊び場と休息スペースを兼ねたい子に取り入れやすいアイテムです。

ナチュラルな質感が好きな方には、藤編みのドーム型も人気なんです。
天然の藤を編み上げたドーム型ベッドで、ほどよく囲まれた形が安心感につながります。
通気性に配慮された素材なので、覆われていても空気がこもりにくいのが魅力。
猫耳デザインがやさしい雰囲気で、お部屋に置くだけでなごみます。
「ケージもトイレも隠して、お部屋全体をすっきりさせたい」、、、そんな欲張りな願いには、隠れ家機能が一体になったタイプが頼りになります。
キャットランド・キャットタワー・トイレ収納が1台にまとまった、隠れ家一体型ケージ。
トイレを内部に隠せるので、生活感を抑えながらお部屋をすっきり見せられます。
ハンモック(=吊り下げ式の寝床)とステップ付きで、囲われた中でも上下運動を楽しめる設計です。
価格帯は上がりますが、「隠す」と「遊ぶ」をまとめて叶えたい多頭飼いのご家庭にも向いています。
実は、最初から家具のように見えるケージを選んでおけば、無理にカバーで隠さなくても部屋に溶け込むんですよね。
デザイン重視の飼い主さんには、こちらの考え方もおすすめです。
木目調のナチュラルなデザインが空間になじむ、3段の大型猫対応ケージ。
透明扉で見守りやすく、ステップや休憩スペースで上下運動もゆったりくつろぐこともできます。
キャスター付きで移動もしやすく、木のあたたかみがお部屋の雰囲気を壊しにくいんです。
トイレまわりをスマートに隠したいなら、こちらも便利。
下部にトイレを収められる2段ケージで、休憩エリアと分けて使いやすい設計です。
天板(=ケージ上部の板)には猫グッズを置けるので、見た目もすっきりまとまります。
インテリアと使い勝手のバランスを大切にしたい方にちょうどいい一台。
「とにかく落ち着ける場所をたっぷり作りたい」という子には、高さを活かしたタイプも。
3段構造で各階にゆとりがあり、ハンモック付きでくつろぎスペースを作りやすいケージです。
白と黒を基調にしたシンプルなデザインなので、布カバーをかけてもなじみやすく、かけなくてもさっぱり見えます。

冬場の防寒目的でカバーを使うご家庭も多いですよね。
覆うことで、すきま風をやわらげる助けになります。
ただし、覆ったぶん中の温度や湿度がこもりやすくなる点には注意したいところ。
特に高齢の猫や、暑さ・寒さに敏感な子の場合は、定期的にケージ内の様子を確認してあげてくださいね。
体調や呼吸の様子で「いつもと違うな」と感じる場合は、自己判断せず獣医師に相談すると安心です。
カバーはあくまで快適さをサポートする道具。
あなたの愛猫が心地よく過ごせているかを一番の基準にしてあげると、選び方も自然と見えてきます。
猫のケージにカバーをかける目的は、遮光・目隠し・砂飛びよけ・防寒など、ご家庭によってさまざまです。
ポイントを最後におさらいしますね。
そして何より、覆われた空間を好むかどうかは個体差があります。
愛猫の反応を見ながら、無理のない形で取り入れてみてくださいね。
あなたの暮らしと、愛猫の「落ち着ける場所づくり」のヒントになればうれしいです。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。