猫ケージにステップが必要な3つの理由

ケージの段差が大きすぎて、猫ちゃんが登りづらそう...なんてことありませんか?

実はステップを追加するだけで、こんなメリットがあるんです。

シニア猫や子猫の昇り降りをサポート

若い猫なら軽々ジャンプできても、高齢猫や子猫には大きな段差は負担になります。

関節が弱くなった猫や、まだ筋力が十分でない子猫にとって、細かいステップがあると安心です。

転落や捻挫のリスクも減らせますよ。

運動不足の解消にもつながる

猫は本来、上下運動が大好きな動物です!

ケージ内に複数のステップがあれば、移動の選択肢が増えて運動量もアップ。

留守番中のストレス軽減にも役立ちます♪

足腰への負担を軽くして怪我予防

毎日の昇り降りで、実は猫の足腰には相当な負担がかかっています。

適切な高さのステップを配置すれば、関節への衝撃を分散できて長期的な健康維持にもつながります。


猫ケージ用ステップの選び方

市販のステップを買う前に、チェックしたいポイントをまとめました。

☑ ケージの内寸に合うサイズか

まずはケージの幅と奥行きを測りましょう。

  • ...ケージの内寸より少し小さめ
  • 奥行き...最低15cm以上あると猫が安定して乗れます

☑ 段差の高さは15〜20cmが理想

猫が無理なく昇り降りできる高さの目安です。

既存の段との間隔も考えて、バランスよく配置できるものを選んでください。

☑ 滑りにくい素材を選ぶ

ツルツルした表面は要注意!
猫が滑って転落する危険があります。

木製やざらつきのある素材、布製など爪がかかりやすいものがおすすめです。

プラスチック製なら、滑り止めマットを敷くといいですよ♪

☑ しっかり固定できるか

グラグラするステップは、猫が怖がって使いません。

結束バンドやフックでケージの柵に固定できるタイプが安心です。


市販の猫ケージ用ステップの種類

素材によって特徴が違うので、猫ちゃんに合ったものを選びましょう。

木製ステップ

☑ 安定感があって滑りにくい
☑ ナチュラルな見た目でインテリアにも馴染む
☑ ただし重いので、ケージの耐荷重要確認

プラスチック製ステップ

☑ 軽くて取り付けやすい
☑ 汚れてもサッと拭けて清潔
☑ 滑りやすい場合はマット必須

布製ハンモック型

☑ 寝床としても使える一石二鳥アイテム
☑ 柔らかいので足腰に優しい
☑ 体重のある猫には向かないことも

価格帯別の選び方

  • 〜1,000円...シンプルなプラスチック製
  • 1,000〜2,000円...木製の小型ステップ
  • 2,000〜3,000円...ハンモック型や大きめサイズ

まずは手頃なものから試して、猫の反応を見るのもアリです!


100均アイテムで作る簡単ステップ

お金をかけずにDIYしたい方におすすめの方法です♪

用意するもの

100円ショップで全部揃います。

  1. ワイヤーネットまたはプラスチック棚板
  2. 結束バンド
  3. 滑り止めマットやタオル
  4. ハサミやペンチ

作り方

手順1
ワイヤーネットをケージの内寸に合わせてカット。

カットが難しければ、折り曲げて二重にすると強度が上がります。

手順2
滑り止めマットを上に敷く。

手順3
ケージの柵に当てて、結束バンドで4箇所以上しっかり固定!

余った結束バンドの先端は、猫が怪我しないようにカットしてくださいね。


木材を使った本格的なステップDIY

もっとしっかりしたものが作りたい方向けです。

必要な材料

  • 木板(厚さ1.5cm以上、幅15〜20cm)
  • L字金具
  • ネジ
  • ドライバー
  • ノコギリ(ホームセンターでカット依頼も可)

組み立て手順

  1. 木板をケージの幅に合わせてカット
  2. L字金具を木板の裏側に取り付ける
  3. ケージの柵に結束バンドやワイヤーで固定

ホームセンターなら無料〜数十円でカットしてもらえるので、自分で切るのが不安な方は利用してみて♪

設置後は必ず、しっかり固定されているか確認してから猫を乗せましょう。


家にあるもので代用するアイデア

わざわざ買わなくても、こんなもので代用できます!

プラスチックの収納ボックス

ケージの幅に合うサイズを選んで、中に重しを入れると安定します。

上に滑り止めマットを敷けばOK。

すのこ

軽くて扱いやすく、ケージに合わせてカットして結束バンドで固定するだけ。

隙間があるので、猫の爪が引っかからないか要チェックです。

段ボール

一時的な対応なら、段ボールを複数枚重ねてガムテープで固定。

ただし耐久性が低いので、長期使用には向きません...。


ステップの配置で気をつけること

設置する位置によって、猫の使いやすさが全然変わります。

段差の間隔は均等に

下から上まで15〜20cm間隔を目安に配置しましょう。

一箇所だけ段差が大きいと、そこが負担になってしまいます。

トイレやベッドとの位置関係

トイレの真上にステップがあると、猫が排泄しにくくなります。

ベッドへの動線もスムーズになるよう、猫の動きを観察してから決めるといいですよ♪

猫の年齢や体格に合わせる

  • 高齢猫...段差を細かく
  • 若い猫...少し大きめでもOK
  • 大型猫...幅広で安定したステップを

実際に使う様子を見ながら、微調整していきましょう。


猫がステップを使ってくれない時の対処法

せっかく作ったのに使ってくれない...そんな時は?

おやつで誘導してみる

新しいものは警戒されがちです。

まずはおやつを置いて興味を持たせましょう!
少しずつ上の段へおやつを置いて、自然に使ってもらう方法が効果的です。

配置を変えてみる

トイレから離す、窓側に近づけるなど、位置を変えるだけで使い始めることも。

猫の動線を邪魔していないかチェックしてみてください。

焦らず見守る

慣れるまで数日〜1週間かかることもあります。

無理に乗せようとせず、自然に使い始めるのを待ちましょう♪


多頭飼いの場合のポイント

複数の猫がいるなら、こんな工夫が必要です。

すれ違えるスペースを確保

ステップの幅に余裕がないと、ケンカの原因になることも...。

可能であれば幅20cm以上のステップを選びましょう。

複数のルートを作る

左右にステップを配置して、どちらからでも上れるようにすると安心です。

順位が下の猫も、ストレスなく使えるようになりますよ。


よくある質問

Q. ステップの耐荷重はどれくらい必要?

A. 一般的な成猫で3〜5kg程度なので、最低でも5kg以上のものを選びましょう。

大型猫や複数匹が同時に乗る可能性がある場合は、10kg以上が安心です。

Q. 爪とぎされないようにするには?

A. 木製は爪とぎの対象になりやすいので、表面に爪とぎ防止シートを貼るといいですよ。

最初からプラスチック製を選ぶのもアリです!

Q. ステップは何段あればいい?

A. ケージの高さにもよりますが、一般的には3〜4段が目安です。

高さ80cm以上のケージなら、4段以上あると猫が楽に移動できます♪


まとめ

猫ケージのステップは、市販品でも手作りでも用意できます。

100均なら手軽に、木材を使えば本格的なステップが作れますよ。

大切なのは、猫の年齢や体格に合わせた高さと配置です。

この記事を参考に、愛猫が快適に過ごせるケージ環境を整えてあげてくださいね♪