猫ケージのレイアウトで悩んでいる飼い主さんへ。
この記事では、トイレや水、ベッドの配置から、年齢別・性格別の工夫まで具体的に解説します。
猫が快適に過ごせて、お世話もラクになる配置のコツが分かります♪
猫ケージのレイアウトで悩んでいる飼い主さんへ。
この記事では、トイレや水、ベッドの配置から、年齢別・性格別の工夫まで具体的に解説します。
猫が快適に過ごせて、お世話もラクになる配置のコツが分かります♪
ケージ内を整えるとき、まず押さえておきたいポイントがあります。
猫は本能的に、排泄する場所と食事をする場所を分けたがる動物です。
できるだけ対角線上に配置するか、上下に分けると衛生的に保てます。
猫は高いところが大好き!
上段に落ち着けるベッドやハンモックを置いてあげると、安心して休めるようになります。
狭いケージ内でも、移動しやすいスペースを残すことが大切です。
物を詰め込みすぎると、猫が窮屈に感じてストレスの原因に...
ケージのサイズによって、最適な配置は変わってきます。
スペースが限られているので、上下の使い分けがポイントになります。
トイレは床に直接置くほうが猫も落ち着きやすく、掃除もしやすいです。
食事場所を上段にすることで、トイレと十分な距離を取れます♪
3段あると、機能ごとにフロアを分けられて理想的!
この配置なら、それぞれのエリアが独立して衛生的です。
猫も用途ごとに場所を認識しやすくなります。
横幅に余裕があるケージでは、左右に分けた配置ができます。
平面的に距離を取れるので、臭いが気になりにくい配置です。
ケージ内で最も気を使うべきなのが、この3つの配置です。
人の出入りが多い入口近くだと、猫が落ち着いて排泄できません。
ケージの奥や角に置くのがおすすめです。
ただし、水がこぼれたときにフードが濡れないよう、少しだけ距離を取っておくと安心♪
狭いケージでどうしても距離が取れない場合は、高さで分けてください。
トイレを下、食事を上にすれば、猫のストレスを減らせます。
ケージ内でも、猫がリラックスできる空間が必要です。
猫は見晴らしの良い高所で休むのを好みます。
最上段の奥にベッドを置いてあげると、安心して眠れるでしょう。
ケージの一角に布をかけたり、ドーム型のベッドを置いたりすると、猫が身を隠せます。
怖がりな性格の子には特に重要です!
2段目と3段目の間にハンモックを吊るすと、空間を有効活用できます。
猫も揺れる感触を楽しんでくれることが多いです♪
猫の状態に合わせて、レイアウトを調整してあげましょう。
好奇心旺盛でよく動き回るため、安全を最優先に考えます。
☑ 高すぎる段差は作らない
☑ 隙間に挟まりそうな小物は置かない
☑ トイレは低い位置で入りやすいものを
子猫は段差の昇り降りに慣れていないので、ステップを増やしてあげるといいでしょう。
体力があり運動量も多いので、上下運動ができる配置にします。
☑ 高低差を活かしたレイアウト
☑ ジャンプしやすい動線を確保
☑ 爪とぎを置くスペースも検討
成猫は活発に動くため、物を置きすぎないことが大切です。
関節に負担をかけない配置を心がけます。
☑ トイレは入りやすい低いタイプに変える
☑ 段差を小さくする、またはステップを追加
☑ ベッドは下段や中段に移動
高いところへ登れなくなったら、無理に上段を使わせる必要はありません。
安心できる環境作りを優先します。
☑ 隠れ場所を複数用意する
☑ ケージ全体に布をかけて外が見えにくくする
☑ トイレやベッドは奥の方に配置
人の動きが見えすぎると緊張してしまう子もいるので、視界を遮る工夫が有効です。
よくある失敗例と、その解決策をご紹介します。
これでは臭いが上がってきて、猫が食事を嫌がる可能性があります。
トイレと食事は縦方向でも離した方が無難です。
下段は人の目線に近く、猫が落ち着けません...
ベッドは必ず上段か中段に配置してください。
おもちゃや爪とぎなど、あれもこれもと入れたくなりますが、スペースを圧迫します。
最低限の物だけにして、動けるスペースを残しましょう!
猫が水を飲むのを嫌がったり、トイレの砂が水に入ったりします。
必ず離して配置してください。
ケージを使うことに罪悪感を抱いている方もいるかもしれません。
でも、ケージは猫を閉じ込めるためのものではなく、安全を守るためのツールです。
留守中の事故防止や、多頭飼いでのトラブル回避、病気療養中の安静など、必要な場面はたくさんあります。
大切なのは、ケージ内を快適にすることと、適切な時間外に出してあげることです。
一日中ケージに入れっぱなしにするのでなければ、猫にとって悪い環境ではありません。
むしろ、ケージ内が落ち着ける場所になれば、猫は自ら入って休むようになります♪
長時間ケージで過ごす場合は、より慎重なレイアウトが必要です。
万が一こぼれても、もう一つの水で飲めるようにしておきます。
給水器タイプと器タイプを併用するのもいいでしょう。
長時間使う場合は、できればトイレを少し大きめにするか、2つ設置すると理想的です。
ケージ全体が同じ温度だと、暑いときや寒いときに逃げ場がありません。
一部に毛布を敷く、または涼しい場所を残すなど、選択肢を用意しておきます。
コードや危険なものが近くにないか、脱走できる隙間がないか、必ず確認してください。
複数の猫を一つのケージに入れる場合は、さらに工夫が必要です。
2匹なら3つ、3匹なら4つが理想ですが、ケージ内では難しい場合もあります。
最低でも猫の数と同じだけ用意してください。
仲が良い猫同士でも、食事中は縄張り意識が出ることがあります。
それぞれの皿を離して置き、食事中のストレスを減らしましょう。
上段と中段、左側と右側など、猫ごとに落ち着けるスペースを分けます。
一緒にいる時間が長いからこそ、距離を取れる配置が大切です。
無理に同じケージに入れると、ストレスが溜まります。
喧嘩が絶えない場合は、ケージを分けることも検討してください。
季節によっても、最適なレイアウトは変わります。
☑ 風通しの良い位置にベッドを配置
☑ 保冷剤を入れたベッドは下段に(冷気は下に溜まるため)
☑ 水は多めに用意して、こまめに交換
☑ ベッドに毛布やフリースを入れて温かく
☑ 暖かい空気が溜まる上段にベッドを移動
☑ ペット用ヒーターを使う場合は低温やけどに注意
ケージ全体の配置場所も重要です。
夏はエアコンの風が直接当たらない場所、冬は暖房器具に近すぎない場所を選びましょう♪
留守番中はおすすめしません。
紐や小さなパーツが付いたおもちゃは、誤飲や引っかかりの危険があります。
飼い主さんが見ている時間帯だけ、安全な物を入れてあげるのがいいでしょう。
必須ではありませんが、あると喜ぶ猫が多いです♪
ケージ内の空間を有効活用できるので、余裕があれば設置してみてください。
ただし、しっかり固定しないと落下の危険があるので注意が必要です。
猫の年齢や性格によりますが、一日に最低でも2〜3時間は外で自由に過ごす時間を作りたいところです。
子猫や若い猫は、もっと長い時間が必要になります。
遊びや運動ができる時間を十分に確保してあげてください!
理想は1メートル以上ですが、ケージ内では難しいこともあります。
最低でも30cm、できれば50cm以上離すか、上下で分けるようにしましょう。
どうしても距離が取れない場合は、仕切りを置いて視界を遮るだけでも効果があります。