
猫のケージにハンモックを付けようか迷っている飼い主さんへ。
この記事では、ハンモックのメリットや選び方、取り付け方法まで詳しく解説します。
初めてケージ飼いをする方でも安心して選べるポイントが分かります。
記事の監修者

ケージ用のハンモックには、猫にとって嬉しいメリットがいくつかあります♪
単なる寝床ではなく、安心できる居場所づくりやケージ内スペースの有効活用にもつながるのが魅力です。
猫は本能的に高い場所を好む動物です。
野生時代、天敵から身を守るために木の上で休んでいた名残があるため、家の中でも床より少し高い場所のほうが落ち着けることが多いんですね。
ケージの中でも同じで、床より少し高い位置にハンモックがあると安心して眠りやすくなります。
特に臆病な性格の子や、新しい環境に慣れるまで時間がかかる子は、見晴らしのよい場所のほうが気持ちが安定しやすいです。
ケージは限られた空間なので、床面積だけでは狭く感じることもあります。
ハンモックを設置すると、縦の空間を使えるため居住スペースが広がるのが大きなメリットです。
このように役割を分けると、猫にとって過ごしやすい空間を作りやすくなります。
多頭飼いの場合も、それぞれの猫が好きな場所を選びやすくなるため、居場所の取り合いを防ぎやすくなりますよ。
ハンモックは床から浮いているため、空気が下から通ります。
メッシュ素材のものなら通気性がよく、夏でも涼しく過ごせるんです。
床に直接寝るより熱がこもりにくいので、暑がりな猫ちゃんには特におすすめです♪
反対に寒い時期は冷えやすいこともあるため、冬はボアやフリース素材に替えるなど、季節に合わせた使い分けが快適さにつながります。
便利なハンモックですが、すべての猫に合うわけではありません。
使いやすいアイテムだからこそ、向かないケースも先に知っておくことが大切です。
子猫はまだ運動能力が未熟なので、ハンモックから落ちてしまう可能性があります。
高齢猫も足腰が弱っていると、飛び乗ったり降りたりする動作が負担になるかもしれません。
もし設置する場合は、低めの位置にするか、近くに棚板やステップになるものを用意してあげましょう。
最初から高い位置に付けるのではなく、様子を見ながら徐々に慣れさせていくことが大切です。
2段ケージでスペースに余裕がない場合、ハンモックを入れると動きづらくなることがあります。
猫が移動する際にぶつかったり、トイレの上に設置してしまったりすると、かえって使い勝手が悪くなります。
特に注意したいのは、ハンモック単体のサイズだけを見て決めてしまうことです。
ケージ全体の幅や奥行き、トイレや食器の配置まで考えたうえで、圧迫感のないサイズを選びましょう。
新しいものに敏感な猫は、ハンモックを警戒して近づかないこともあります。
無理に使わせようとすると、かえってストレスになってしまいます。
最初は低い位置に設置して、猫が自分から興味を持つのを待ちましょう。
慣れるまでに数日から数週間かかる場合もあります。
「使わない=失敗」とすぐに判断せず、その子のペースに合わせることが大切です。

ケージ用ハンモックには、取り付け方法によっていくつかのタイプがあります。
選ぶときは見た目だけでなく、ケージの構造・猫の体重・設置のしやすさも一緒に確認しましょう。
吊り下げタイプ
ケージの天井部分にフックで吊り下げるタイプ。
高さ調節がしやすく、設置場所を変えるのも簡単です。
高い場所が好きな猫には使いやすい一方で、天井に固定できる場所がないと使えないため、ケージの構造確認が必要です。
棚板取り付けタイプ
ケージに付属している棚板にネジやクリップで固定するタイプ。
安定感があり、しっかりと取り付けられるのがメリットです。
揺れが少ないため、慎重な性格の猫でも受け入れやすいことがあります。
ただし棚板のサイズや形状に合うものを選ぶ必要があります。
フック式
ケージの格子にフックを引っ掛けて固定するタイプ。
工具を使わず簡単に取り付けられるので、初めての人でも扱いやすいです♪
ただし猫の体重や飛び乗る勢いによっては外れやすいこともあるため、耐荷重や固定の安定性は必ずチェックしてください。
マジックテープ式
ケージの柱や格子にマジックテープで巻き付けるタイプ。
位置の調整がしやすく、取り外しも簡単です。
一方で、使っているうちに固定力が弱くなることもあるため、定期的な点検が必要です。
自分の猫とケージに合ったハンモックを選ぶポイントを紹介します。
失敗を防ぐには、「かわいい」「安い」だけで決めず、安全性・サイズ適合性・通気性・掃除のしやすさまで見ることが大切です。
ハンモック選びでは、次の5つを基準にすると失敗しにくくなります。
この基準で見ると、「設置したら狭い」「すぐズレる」「暑い時期に使わない」といった失敗を防ぎやすくなります。
ハンモックは便利ですが、ケージとの相性が悪いと使いづらくなります。
よくある失敗としては、次のようなパターンがあります。
ハンモック単体だけでなく、ケージの中でどう使うかまでイメージしておくと選びやすくなります。
ハンモックには耐荷重が設定されています。
猫の体重より余裕を持った耐荷重のものを選びましょう。
体重ギリギリのものだと、飛び乗った衝撃で破れたり外れたりする危険があります。
特に活発な猫は勢いよく乗るため、ぴったりではなく余裕重視で選ぶのが安心です。
ハンモックが大きすぎるとケージ内を圧迫し、小さすぎると猫が窮屈に感じます。
ケージの幅や奥行きを測って、適切なサイズを選んでください。
一般的に、ケージの幅の7〜8割程度のサイズが使いやすいです。
また、トイレや食器の上にかぶらないか、猫が棚板へ移動しやすいかも一緒に確認しましょう。
両面で素材が違うリバーシブルタイプなら、季節ごとに買い替える必要がありません♪
洗い替えも用意しておくと、衛生面でも管理しやすくなります。
複数の猫を飼っている場合、それぞれの居場所が必要になります。
ハンモックを2枚以上設置したり、高さを変えたりして工夫しましょう。
猫同士の相性によっては、離れた位置に設置する方がトラブルを避けられます。
無理に共有させるのではなく、選べる場所を増やすという考え方が大切です。

正しく取り付けないと猫が怪我をする可能性があるので、慎重に作業しましょう。
特に最初は、高さよりも安定感を優先して設置するのがおすすめです。
まずケージのどこにハンモックを設置するか決めます。
猫がジャンプしやすい高さで、トイレや食器から離れた場所がいいでしょう。
簡単に外れないか必ずチェックしてくださいね。
見た目では問題なく見えても、猫が飛び乗ると一気に負荷がかかります。
取り付けた後は、実際に猫を乗せる前に自分の手で押してみましょう。
揺れすぎたり、固定部分が緩んだりしていないか確認します。
特にフック式の場合、格子の太さや形状によっては外れやすいことがあります。
不安な場合は補助固定を検討するか、より安定感のあるタイプに替えるほうが安心です。
最初に設置した場所で猫が使ってくれないこともあります。
高すぎる、低すぎる、または落ち着けない位置にあるなど、理由はさまざまです。
猫の行動を観察して、必要に応じて位置を変えてみましょう。
何度か試すうちに、猫が気に入る場所が見つかるはずです♪
市販品を買わなくても、身近なもので作ることができます。
まずはお試しで導入したいときにも便利です。
ケージの構造に合わせて選んでください。
体重をかけても伸びすぎない、丈夫な布を使うのがポイントです。
布がたるみすぎないよう、少し張りを持たせるのがコツです。
深く沈み込みすぎると、出入りしづらくなることがあります。
布の端がほつれやすい素材だと、猫が糸を飲み込む危険があります。
端を折り返して縫うか、ほつれにくい素材を選びましょう。
また、固定が甘いと猫が乗った時に外れてしまいます。
手作りの場合は特に、取り付け後の確認を念入りに行ってください。
市販品よりもこまめな点検が必要です。

せっかく用意しても、猫が全く使わないことがあります。
でも、最初から使わないのは珍しいことではありません。
新しいものに対して警戒心を持つのは、猫にとって自然な反応です。
いきなり飛び乗ることはなく、まずは匂いを嗅いだり遠くから見たりすることが多いです。
数日間はそのまま様子を見て、猫が自分のペースで慣れるのを待ちましょう。
安心できる場所だと認識すれば、少しずつ近づいていきます。
ハンモックの上におやつを置いて、猫の興味を引く方法があります。
お気に入りのおもちゃや、いつも使っている毛布を置いておくのも効果的です♪
ただし無理やり乗せるのは逆効果なので、あくまでも猫の自主性を尊重してくださいね。
猫には好みの高さや場所があります。
低すぎて安心感がない、または高すぎて怖いと感じているのかもしれません。
位置を変えてみると、急に使い始めることもあります。
日当たりや風通し、人の出入りの多さなども関係するので、いろいろ試してみましょう。
結局のところ、猫が気に入らなければ使わなくても問題ありません。
床で寝るのが好きな猫もいますし、棚板の方が落ち着くという猫もいます。
ハンモックはあくまでも選択肢の一つなので、猫の好みを優先してあげてください。
「必要だから使わせる」ではなく、「気に入れば使える」くらいに考えるのがちょうどいいです。
ハンモックだけでなく、他のアイテムと組み合わせることでより快適な空間になります。
ケージの中で猫が選べる場所を増やすことが、ストレスを減らすポイントです。
ケージに棚板が付いている場合、ハンモックと高さを変えて設置すると立体的になります。
棚板の下にハンモックを吊るせば、2段ベッドのような使い方ができるんです♪
猫が好きな方を選べるので、気分によって居場所を変えられます。
慎重な猫は、まず棚板から慣れてハンモックに移行することもあります。
こんな風に季節で使い分けるのもいいでしょう。
または、両方置いて猫に選ばせる方法もあります。
スペースに余裕があれば、複数の寝床を用意してあげると猫も快適に過ごしやすくなります。
ケージ内は生活スペースなので、トイレと寝床を離すことが基本です。
食器も寝床の近くより、トイレから離れた場所に置く方が衛生的です。
また、猫が移動しやすいように動線を確保しましょう。
物を詰め込みすぎると窮屈になるので、適度な余白も大切です。
ハンモックを入れるなら、なおさら「置く」より「整える」意識が重要です。

1匹飼いなら1枚で十分ですが、洗い替えも考えると2枚あると便利です。
多頭飼いの場合は頭数分あると安心ですが、猫同士の相性がよければ一緒に使うこともあります。
大切なのは、ケージサイズと相性を見ながら、取り合いにならない配置にすることです。
布が破れたり汚れが目立ったりしたら交換のタイミングです。
季節の変わり目に素材を変えるなら、年に2回程度見直すと管理しやすいでしょう。
衛生面を考えると、洗い替え用に同じものを2枚用意しておくと便利ですよ♪
ハンモックで爪とぎをする猫もいます。
布がボロボロになってしまうなら、爪とぎ用の板をケージ内に別で用意しましょう。
また、爪とぎしにくい素材のハンモックに変えるのも一つの方法です。
傷みが進んだまま使い続けると破損や落下の原因になるため、早めの交換をおすすめします。
猫のケージにハンモックを入れると、高い場所で安心して休めたり、限られたスペースを立体的に使えたりといったメリットがあります。
一方で、子猫やシニア猫、小さめのケージでは使いにくいこともあるため、猫の性格・年齢・体格・ケージサイズに合わせて選ぶことが大切です。
失敗しないためには、次のポイントを押さえておきましょう。
ハンモックは必須アイテムではありませんが、合う猫にとってはお気に入りの居場所になります。
「猫 ケージ ハンモック」で探している方は、まずは安全性とサイズ感を重視して、うちの子に合うものを選んでみてください。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。