
猫ちゃんを迎えるとき、あるいは今のケージを買い替えるとき、「床にどんと広げると場所を取るし、かといって狭いのもかわいそう、、、」と悩む飼い主さん、けっこう多いんですよね。
そこで注目されているのが、高さ180cm前後の多段ケージなんです。
縦の空間をたっぷり使えるから、限られた床面積でも猫ちゃんがのびのび動ける。
この記事では、高さ180cmクラスを選ぶメリットから、失敗しないためのチェックポイント、価格帯別のおすすめまで、まるっと整理してお届けします。
あなたのお部屋と猫ちゃんに合う一台を、いっしょに見つけていきましょう。
記事の監修者
まず「そもそも、なんでそんなに高さが必要なの?」という疑問から解きほぐしていきますね。
猫ちゃんはもともと高い場所を好む子が多い動物です。
もちろん個体差はありますが、上下に動ける環境があると、運動やストレス発散につながりやすいと言われています。
高さ180cmクラスの多段ケージは、その習性にフィットしやすいんですよ。
室内飼いだと、どうしても運動量が足りなくなりがちですよね。
3段・4段と縦に積み上がったケージなら、ステップやスロープ階段(=段差をゆるやかにして上り下りしやすくする坂状のパーツ)を使って、猫ちゃんが自分のペースで上下運動できます。
留守番中の遊び場としても機能してくれるのが、正直ありがたいところなんです。
ここが賃貸住まいや省スペース派にとって、いちばん大きなポイント。
同じ「広さ」を確保するにしても、横に広げるより縦に伸ばしたほうが、床の占有面積はぐっと抑えられます。
ワンルームやリビングの一角にも収まりやすいんですよね。

たとえば、こんなふうに段を積み重ねていくタイプもあります。
最大3段まで積み重ねられて、Mプラスサイズなら高さ175cmほど。
各段が独立した構造なので、来客時や掃除のときの一時的な待機スペースとしても使いやすいです。
キャスター付き(=床を転がして動かせる仕組み)で移動もスムーズ。
ただし段どうしはつながっていないので、上下移動はできない点だけ覚えておいてくださいね。
「高ければいい」というわけでもないんです。
安全に、そして長く使うために、見ておきたいポイントを整理します。
高さがある分、段と段の移動がラクにできるかは要チェック。
スロープ階段やゆるやかな棚板があると、猫ちゃんが無理なく行き来しやすくなります。
ジャンプが苦手な子や、これから紹介するシニア猫にもやさしい設計です。
背の高い家具全般に言えることですが、安定感は大事です。
転倒防止ベルト(=壁にネジで固定して倒れを防ぐバンド)が付いているか、フレームがしっかりしているかを見ておくと安心なんですよ。
高い位置の掃除って、地味に大変ですよね。
引き出し式トレイ(=底のトレーをそのまま引き抜いて洗える仕組み)や、各階に扉が付いているタイプだと、お世話や毎日のお掃除の負担がかなり軽くなります。
スチール製は頑丈で通気性がよく、木製・木目調はお部屋になじみやすい。
どちらが正解ということはなく、住環境と好みで選ぶのがいちばんです。
まずは丈夫さ重視の方に向くタイプから。
3段XLで高さ約179.5cm。
すべての段に扉が付いていて(=各階を個別に開けてお世話できる構造)、鉄線と補強金具でしっかり組まれた安定設計です。
格子タイプなので通気性も良好。
がっしりした一台がほしい飼い主さんにフィットしますよ。

似た高さで、多頭飼いを意識するならこちらも候補に。
2XLサイズで高さ179cm、各階に出入口を備えたシンプル設計です。
空間を段で分けて使えるので、複数頭でも環境を整えやすいのがうれしいところ。
格子タイプで風通しもいいんです。
ここからは、予算とテイスト別に具体的な一台を見ていきましょう。
「ケージって生活感が出るのがちょっと、、、」という方に、本当におすすめしたいのがこのゾーン。
まずは天面まで活かせる、遊びごころのある一台から。

マットな質感のルーフキャットケージ(=屋根の上もくつろぎスペースになる構造)で、高い所が好きな子にぴったり。
棚板や線材に自由に貼れる爪とぎシート、ハンモック、食器まで付属が充実しています。
開け閉めしやすいスライド扉なのも日常使いでうれしいポイントなんですよ。
木の温もりを取り入れたいなら、こちらがおすすめ。
天然木を使ったインテリア調で、Lサイズなら高さ180cm。
ハンモック(=布製の吊りベッド)や爪とぎポールを備え、前面は大きな透明扉で中の様子が見やすい設計です。
底部の引き出し収納も、お手入れや小物管理に地味に便利。
リビングにそのまま置いても浮きにくいデザインなのが個人的にも推せます。
頭数が多いおうちや、体格が大きめタイプの猫ちゃんには、余裕のあるサイズを。
すっきり置けるスリム設計から見てみましょう。
3段のキャットランドケージで、スリムタイプながら高さは約169cm。
屋根から床まで支柱が爪とぎポールになっていて、どこでも爪とぎができます。
棚板の段差がゆるやかなので、子猫やシニア猫にも取り入れやすい設計。
移動に便利なキャスター付きです。
拡張性で選ぶなら、こちらの大型タイプ。

最大3段まで拡張でき、XLサイズで高さ183cm。
大型猫にも対応したゆったりサイズで、ハンモックやスロープを設置して快適な空間を作れます。
給水ボトルを取り付けられる構造なので、留守番時の水分補給にも配慮しやすいんです。
そして、多頭飼いで「とにかく広さがほしい」という方へ。
同じキャットランドケージのワイドタイプで、多頭飼いに向いた横幅ゆったり設計。
爪とぎ支柱・ゆるやかな棚板・スライド扉・キャスターと、使い勝手のよさをぎゅっと詰め込んだ一台です。
複数の猫ちゃんが思い思いの段でくつろぐ姿、想像するだけでほっこりしますよね。
高さ180cmクラスは魅力的ですが、ジャンプ力がまだ育っていない子猫や、足腰がゆっくりになってきたシニア猫の場合は、使い方にちょっとした配慮があると安心です。
こうした工夫で、同じケージでもぐっと使いやすくなります。
体調や動きに気になる変化がある場合は、無理をさせず、かかりつけの獣医師さんに相談してみてくださいね。
高さ180cm前後の猫ケージは、限られた床面積で縦の空間をたっぷり使えるのが最大の魅力なんです。
選ぶときは、段差のゆるやかさ・転倒対策・掃除のしやすさ・素材の4つを見ておくと、後悔しにくくなります。
頑丈さで選ぶならスチール製、お部屋の雰囲気を大事にしたいなら木製・家具調と、住環境や好みに合わせて選び分けてみてください。
猫ちゃんが上下運動を楽しめて、飼い主さんもお世話しやすい。
そんな一台が、あなたのお部屋にすっと収まりますように。
じっくり比べて、ぴったりの高さのケージを見つけてみてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。