
「猫を迎えたいけど、うちは部屋がそんなに広くない、、、」そんなふうに悩んでいる飼い主さん、実はけっこう多いんですよね。
床にドンと広がる大きなケージを置くスペースはなくても、上に伸びる縦長タイプなら話は変わってきます。
猫はもともと高いところが大好きな子が多いので、縦の空間をうまく使ってあげると、狭いお部屋でものびのび過ごしてもらいやすいんです。
この記事では、縦長(多段)猫ケージが向いている理由から、失敗しない選び方、タイプ別のおすすめケージまでまとめてご紹介します。
あなたの住まいと愛猫にぴったりの1台を、一緒に探していきましょうね。
記事の監修者
猫ケージを探し始めると、「横に広いタイプ」と「縦に高いタイプ」で迷う飼い主さん、多いんじゃないでしょうか。
正直、どちらが正解ということはなくて、住環境と猫の性格しだいなんですよ。
ただ、日本の住宅事情を考えると縦長タイプに人気が集まりやすい理由がちゃんとあります。
犬とちがって、猫は平面よりも高低差のある空間を好む子が多いんですよね。
野生時代の名残で、高い場所から周りを見渡せると安心する、、、そんな習性が今も残っていると言われています。
もちろん個体差はありますが、縦長の多段ケージなら、ジャンプしたり段を上り下りしたりと、限られたスペースでも運動量を確保しやすくなります。
留守番の時間が長いお家ほど、この上下の動きは大事なんです。
もうひとつの大きなメリットが、省スペース性。
同じ収容力でも、横長タイプより縦長タイプのほうが床の占有面積がぐっと小さくなります。
賃貸のワンルームや、家具ですでにいっぱいのリビングでも、「ここなら置けるかも」と思えるサイズ感に収まりやすいんですよね。

最大4段まで高さを活かせるタイプもあります。
こちらは4段構造で上下運動をしっかり確保できるケージ。
ハンモック(=布を吊り下げてつくる、猫がくつろげる寝床)や階段を備えていて、動くスペースとくつろぐ場所を分けやすいのがいいところなんです。
多頭飼いのお家でも取り入れやすい広さですよ。
「縦長がよさそう」とわかっても、いざ商品を並べると段数も機能もバラバラで、どれを選べばいいか迷いますよね。
ここでは押さえておきたいポイントを整理していきます。
縦長ケージは主に2段・3段・4段があります。
天井が低めのお部屋だと、4段は圧迫感が出やすいこともあるので、置き場所の高さも一度測ってみてくださいね。
まずは扱いやすい2段タイプから見てみましょう。
金属フレームでつくられた頑丈な2段ケージ。
スロープ階段(=傾斜のついた通路で、段差を上り下りしやすくする仕組み)付きで、無理なく上下移動ができます。
底のトレーは引き出して洗えるので、清潔をキープしやすいのも助かるポイントなんですよ。

木目調の天板でお部屋になじませたいなら、こちらもおすすめです。
2段構造でスペースにゆとりがあり、吊り下げ式のハンモックでくつろぎ場所もつくれる1台。
食器や給水器を取り付けられるつくりで、日々のお世話にも配慮されています。
多段ケージで見落としがちなのが、段と段のあいだの移動なんです。
若くて元気な子ならジャンプで飛び移れますが、子猫やシニア猫、ふっくらタイプの子には段差が負担になることもあります。
スロープや階段が付いていると、そのあたりの負担をやわらげてあげられますよ。
3段構造で上下運動ができる、使い勝手のいいスタンダードタイプ。
階段と休憩スペースがそろっていて、遊びとくつろぎの両方に対応できます。
キャスター付き(=底に車輪が付いていて、動かしやすくする仕組み)なので、掃除のときの移動もスムーズなんです。
毎日のことだからこそ、掃除のしやすさは本当に大事です。
引き出し式トレイや、上が大きく開く天井開閉式(=フタのように天面が開く構造)だと、お世話の負担がぐっと減りますよ。
大型の猫や多頭飼いにも対応した、広々3段ケージ。
扉だけでなく天井も大きく開くので、掃除や猫の出し入れがしやすいんです。
棚板と階段でしっかり上下運動もできて、運動不足対策にも役立ちます。

多頭飼いをじっくり考えている飼い主さんには、こちらも見てほしい1台。
各段に出入口と休憩スペースを備えていて、複数の猫でも使いやすい設計。
格子構造で通気性がよく、快適な環境を保ちやすいのもうれしいところです。
組み立ても簡単なので、子猫の成長に合わせて長く付き合えます。
一時的に使いたい、来客時だけ、避難用にも、、、そんなニーズには折りたたみ対応が便利です。
3段構造で高さと広さを確保しつつ、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるタイプ。
スロープ付きで上下の行き来がしやすく、各階のスペースを「休む場所」「動く場所」で分けて使えるのもいいんですよね。
価格も手に取りやすく、はじめての縦長ケージにぴったりです。
ここからは、リビングに置いても浮かない、見た目にこだわった縦長ケージをご紹介します。
「ケージってどうしても生活感が出ちゃう、、、」と感じている飼い主さんに、特に見てほしいカテゴリなんです。

木目調のナチュラルなデザインで、お部屋の雰囲気になじみやすい3段ケージ。
透明扉で中の様子が見やすく、見守りながら使えるのが安心なんですよ。
ステップや休憩スペースもあって、大型猫でものびのび過ごせる広さを確保しています。

デザイン性でひときわ目を引くのがこちら。
天然木の縦格子が映える、円形デザインの猫ケージ。
360度どこからでも愛猫の様子を確認しやすく、通気性にも配慮されています。
3段で上下運動もできて、インテリアと機能性を両立させたい飼い主さんにおすすめです。
大きめの猫や、とにかく広さを重視したいお家には、大型タイプが向いています。
最大3段まで拡張できる、広々とした大型対応ケージ。
ハンモックやスロープの設置に対応していて、快適な空間を自分好みにつくれます。
給水ボトルを取り付けられる構造で、留守番中の運動スペースとしても使いやすい設計なんです。
大型猫でもゆったり過ごせるサイズ感ですよ。
最後に、縦長ケージを取り入れるうえで頭に入れておきたいことを、いくつかお伝えしますね。
高さがある分、転倒対策や設置場所の安定は意識しておきたいところ。
ぐらつく床や不安定な場所は避けて、しっかり水平に置いてあげてください。
それから、子猫やシニア猫の場合は、高い段からの飛び降りが体に負担になることもあります。
スロープや低めの段構成を選んだり、いちばん上の段の使い方を工夫したりと、その子に合わせてあげるのが大事です。
関節の具合など気になる点があれば、獣医師さんに相談してみてくださいね。
導入したては警戒する子もいますが、これも個体差。
無理に慣れさせようとせず、その子のペースを尊重してあげると、少しずつ自分の居場所として使ってくれるようになりますよ。
縦長(多段)の猫ケージは、限られたスペースでも上下運動を確保できる、日本のお家にうれしいタイプなんですよね。
選ぶときは、段数・スロープの有無・掃除のしやすさ・折りたたみ対応の4つを軸にすると、ぐっと決めやすくなります。
木製のインテリアタイプから、多頭対応の大型まで幅広くそろっているので、あなたの住まいと愛猫にちょうどいい1台がきっと見つかるはずです。
猫が「ここが自分の場所」と安心できる縦の空間を、ぜひ用意してあげてくださいね。
本記事は、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。
富崎 章子
CageRoom(ケージルーム)は、ペットケージに特化した専門通販サイトです。 犬・猫・小動物・鳥まで、幅広いペット種に対応したケージを取り揃えています。 一般的なペット用品サイトとは異なり、すべてのケージを「安全性」「サイズ適合性」「通気性」「掃除のしやすさ」「インテリアとの調和」の5つの基準で評価・選定しています。 犬種・猫種ごとの体格差やライフステージを考慮し、ペットにとって本当に快適な空間を提案します。