2匹以上でも使える、広さが十分に確保されたペットケージを集めました。

十分な広さのあるペットケージ

犬用ケージは、愛犬との暮らしを支える大切なアイテムです。留守番中の事故を防いだり、トイレトレーニングに役立てたり、愛犬にとって「安心できる自分だけの場所」になったりと、毎日の暮らしに幅広く活躍します。

そんなケージ選びで特に迷いやすいのが「広さ(サイズ)」です。「広ければいいのでは?」と思いがちですが、大きすぎても小さすぎても問題が起きます。 特に多頭飼いの場合は「一緒に入れてもいいの?」「どれくらいの広さが必要?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

このページでは、獣医師・ペット専門家の監修のもと、愛犬に合ったケージの広さの選び方を分かりやすくご紹介します。ステップに沿って測るだけで、ぴったりのサイズが分かります。

なぜケージの広さが重要なのか

⚠️ 「ちょうどいいサイズ」が愛犬の快適さとしつけの両方を左右します

サイズ選びを間違えると、以下のような問題が起きやすくなります。

大きすぎる場合

  • ケージの中でトイレをしてしまいやすくなり、トイレトレーニングが難航する
  • 中で動き回りすぎてケガにつながることも

小さすぎる場合

  • 窮屈でストレスを感じ、ケージを嫌がるようになる
  • 体が圧迫され、長期的な健康への影響も

愛犬が立つ・横になる・方向転換するの3つが無理なくできるサイズが理想です。


犬のケージサイズの測り方【ステップ解説】

Step 1|用意するもの

・愛犬 ・柔らかいメジャー ・おやつ(落ち着かせるご褒美用)

おやつを使いながら測ると、犬が動きにくくなってスムーズです。

Step 2|高さ(体高)を測る

犬を四つ足で立たせた状態で、前足の先から肩甲骨(背中の一番高い部分)までを測ります。

測ったサイズはメモかスマホに記録を。犬は長時間じっとしていられないので、記録しておくと測り直しを防げます。

Step 3|体の長さ(体長)を測る

犬を四つ足で立たせ、胸の先からしっぽの付け根までをまっすぐ測ります。

💡 ケージ選びでは、体重よりも「体長」と「体高」が重要な目安です。体重が同じでも体格が違えば、必要なサイズは変わります。

Step 4|余裕サイズをプラスする

測ったサイズに余裕を持たせましょう。高さ・長さそれぞれに**+10cm**が目安です。

  • 高さ:体高 × 2倍 — 立ち上がり・伸びができる
  • :体長 × 2倍 — 方向転換・のびのびできる
  • 奥行き:体長 × 1.5倍 — 横になれる・余裕がある

Step 5|成長後のサイズを考慮する(子犬の場合)

犬は生後半年〜1年で成犬サイズに達します。子犬のうちは成犬時のサイズを想定して選ぶと、買い替えの手間が省けます。

犬種別|成犬時の体高目安

🐾 小型犬(体高 約12〜30cm)

  • チワワ:約12〜20cm
  • ヨークシャーテリア:約18〜20cm
  • マルチーズ:約18〜23cm
  • ポメラニアン:約18〜24cm
  • シーズー:約23〜27cm
  • ミニチュアダックスフント:約21〜27cm
  • トイプードル:約24〜28cm
  • フレンチブルドッグ:約24〜35cm

🐾 中型犬(体高 約30〜45cm)

  • ジャックラッセルテリア:約25〜38cm
  • ミニチュアプードル:約25〜38cm
  • ビーグル:約33〜38cm
  • コッカースパニエル:約34〜39cm
  • 柴犬:約35〜41cm
  • スタンダードプードル:約38cm以上

🐾 大型犬(体高 約50〜65cm)

  • ラブラドールレトリバー:約54〜57cm
  • ブルテリア:約53〜56cm
  • ボクサー:約55〜64cm
  • ジャーマンシェパード:約56〜65cm
  • ロットワイラー:約56〜69cm
  • ゴールデンレトリバー:約51〜61cm

🐾 超大型犬(体高 約65cm以上)

  • バーニーズマウンテンドッグ:約58〜70cm
  • マスティフ:約70cm以上
  • グレートデーン:約72〜90cm

※ミックス犬の場合はサイズ予測が難しいため、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。


多頭飼いの場合のケージの広さと考え方

多頭飼いの場合は、「一緒に使うか・分けて使うか」でケージサイズの考え方が変わります。

基本の考え方

1頭につき1スペースを用意するのが理想です。特に留守番時・就寝時はトラブル防止のために分けてあげると安心です。

一緒に使う場合の広さの目安

相性が良く、普段から落ち着いて一緒にいられる場合は、同じケージを使うことも可能です。その場合は以下を確認しましょう。

  • 1頭分の適正サイズ × 頭数分以上の広さを確保
  • 2頭がそれぞれ無理なく横になれるスペースがあるか
  • ぶつからずに方向転換できるか

⚠️多頭飼いでのスペース不足はトラブルの原因に

食事・おやつの取り合い、テリトリー意識による威嚇、体格差による圧迫やケガにつながることがあります。「広めにする」だけでなく、必要に応じてしっかり分けることも大切です。

多頭飼いでも快適にする工夫

  • ベッドやタオルは共有せず、それぞれ専用のものを用意する
  • ケージ同士は少し距離を取るか、視線を遮る工夫をする
  • 食事は必ず別々の場所で与える

こうした配慮がストレス・トラブルの予防につながります。

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まとめ

  • ケージのサイズは「体高×2倍・体長×2倍(幅)・体長×1.5倍(奥行)」が基本の目安
  • 大きすぎず、小さすぎずがトイレトレーニング・ストレス軽減の両方に効く
  • 多頭飼いでは1頭ずつの安心スペースを確保することが最優先
  • 一緒に使う場合は十分な余裕+個別のベッドや食事場所を用意する

愛犬それぞれが落ち着いて過ごせる環境を整えることで、ストレスやトラブルを防ぎ、より快適な毎日につながります。


FAQ

Q1. 犬のケージの広さはどう計算すればいいですか?

体高×2倍(高さ)、体長×2倍(幅)、体長×1.5倍(奥行)が目安です。迷ったときは少し大きめを選びましょう。ただし大きすぎるとトイレトレーニングに影響が出ることがあるため、適正範囲の上限を目安にしてください。

Q2. 多頭飼いでケージを一緒に使ってもいいですか?

相性が良く落ち着いて過ごせる場合は可能ですが、1頭分の適正サイズ×頭数分以上の広さが必要です。留守番時や就寝時は、トラブル防止のため分けることをおすすめします。

Q3. 子犬のケージは成犬サイズで買うべきですか?

基本的には成犬時のサイズを想定して選ぶことをおすすめします。ただし、幼齢期に大きすぎるケージを使うとトイレトレーニングがうまく進まないことも。仕切り板が付属するケージであれば、成長に合わせてスペースを調整できて便利です。


監修者情報

本ページは、認定トリマー・愛玩動物飼養管理士・動物取扱責任者・キャットグルーマーの資格を持つ富崎章子が監修しています。三重県ドッグサロン「pawpad」店長として、トリマー歴20年・犬猫あわせて数千頭のトリミング・ケアの実績に基づき、清掃性・安全性・耐久性まで考慮したペット用品選定のアドバイスを行っています。

【監修者プロフィール】富崎 章子

  • 三重県ドッグサロン「pawpad」店長
  • 保有資格:認定トリマー/愛玩動物飼養管理士/動物取扱責任者/キャットグルーマー
  • トリマー歴:20年
  • ケア実績:犬猫あわせて数千頭