使う場面で選ぶケージの種類
室内での留守番用
毎日使うなら、丈夫で安定した据え置き型が安心です。
扉にはロック機能がついているものを選びましょう。
賢い犬は簡単な留め具を自分で開けちゃうことがあるんです!
床面はトレーが取り外せるタイプだと、お掃除がラクラク♪
トイレトレーニング用
トイレを覚えている最中は、少し小さめサイズから始めます。
寝床とトイレが自然に分かれる程度の広さが理想的。
トレーニングが完了してから、広めのケージに移行すればOKです。
夜間の睡眠用
夜は犬が落ち着いて眠れる環境を作ってあげましょう。
暗くて静かな場所に置ける小さめサイズで十分です。
子犬の場合、飼い主さんの気配を感じられる距離だと安心しますよ。
車移動や外出用
車での移動には折りたたみ式やソフトケージが便利!
ただし、車内で使うときは必ず固定できるタイプを選んでくださいね。
急ブレーキでケージごと転倒したら大変です。
置き場所で変わる選び方のコツ
リビングに置く場合
家族が集まる場所なら、圧迫感の少ないデザインがいいですね。
避けたい場所
- 窓の近く(直射日光や外の音)
- テレビのすぐそば(大きな音)
- エアコンの真下(風が直接当たる)
部屋の角に配置すると、犬も落ち着きやすいですよ♪
賃貸住宅での工夫
床を傷つけないように、ケージの下にマットを敷きましょう。
キャスター付きは避けて、固定脚のタイプが安心です。
防音マットを敷けば、階下への騒音対策にもなりますよ。
狭い部屋でも使いやすいケージ
ワンルームなど限られたスペースなら、縦に長いタイプがおすすめ!
床面積を取らずに、十分な広さを確保できます。
折りたたみ式なら、来客時に一時的に片付けることもできますね。
多頭飼いの場合はどうする?
基本は1匹ずつケージを用意
犬同士の関係が良好でも、それぞれに個別の空間が必要です。
こういった場面で、個別のケージがあると本当に便利なんです。
ただし、子犬同士で一緒に育った場合や相性が抜群なら、大きめのケージで一緒でもOKですよ♪
複数設置するときのレイアウト
できるだけ横並びに配置しましょう。
お互いの姿が見える位置だと、犬も安心します。
ただし、喧嘩しやすい組み合わせなら、少し距離を取ってくださいね。
失敗しやすいケージ選びのポイント
安さだけで選ぶのはNG...
価格が安すぎるケージは、作りが弱いことが多いんです。
☑ 金属部分がすぐ錆びる
☑ 接続部分が壊れやすい
☑ 結局買い直すことに
特に力の強い犬や、物を噛む癖がある犬には、ある程度しっかりした作りのものを選びましょう。
扉の位置や数を確認しよう
「買ってから使いづらい!」と後悔するポイントがここ。
正面だけに扉があるタイプは、お掃除やトレーの交換がしにくいです。
上や横からもアクセスできるタイプのほうが、断然使いやすいですよ♪
扉の開き方も要チェック。
内開きだと、犬が扉を押さえちゃって出入りしづらくなることがあります。
素材選びでお手入れの手間が変わる
床面がトレーになっていないタイプは要注意...
金属の格子だけの床面だと、下に敷物を入れる必要があって洗濯が大変です。
引き出し式のトレーなら、サッと取り出して水洗いできますよ!
犬がケージを嫌がるときの対処法
嫌がる理由を見極めよう
ケージを嫌がるのには、必ず理由があります。
- サイズが合っていない
- 暑い・寒いなどの環境問題
- 過去に怖い思いをした
犬がケージに入ったときの様子をよく観察してみてください。
吠える、震える、パニックになるなど、反応から原因が分かることもありますよ。
慣れさせるための工夫
無理やり押し込むのは絶対NG!
慣れさせる手順
- ケージの扉を開けたまま、中におやつを置く
- 犬が自分から入るのを待つ
- 短時間だけ扉を閉めて、すぐに開ける
- 少しずつ閉める時間を延ばしていく
「ケージの中=良いことがある場所」と学習させることが大切です♪
食事やおやつの時間をケージの中にすると、楽しい場所になっていきますよ。
季節による使い分けと工夫
夏場の暑さ対策
夏はケージ内の温度が上がりやすいので注意!
☑ 通気性の良い場所に設置
☑ 直射日光は避ける
☑ エアコンの風が直接当たらない場所に
床に冷却マットを敷くのも効果的です。
ただし、マットを噛んでしまう犬には使えないので気をつけてくださいね。
冬場の寒さ対策
冬場はケージ周辺の温度管理が大切です。
ケージの周りを毛布で覆うと保温効果がアップ!
でも、通気性は確保してくださいね。
ペット用ヒーターを使う場合は、ケージの外から温める間接タイプを選びましょう。
ケージ内にヒーターを入れると、コードを噛んで感電する危険があります...
よくある質問と答え
何歳まで使うもの?
ケージは年齢に関係なく、一生使えるものです。
成犬になっても「自分の部屋」として機能します♪
特に多頭飼いの家庭では、それぞれが落ち着ける場所として重要ですよ。
老犬になったら、入り口の段差が低いタイプに変えてあげると優しいですね。
来客時はどうすればいい?
犬の性格によって対応を変えましょう。
ケージに入れたほうがいい犬
- 人見知りする犬
- 興奮しやすい犬
- 小さな子供が来るとき
ケージの中でおやつを与えれば、犬も嫌がらずに待ってくれますよ。
留守番は何時間までOK?
成犬なら8時間程度の留守番は問題ありません。
ただし、水は必ず用意してあげてくださいね。
長時間の場合は、ケージ内でトイレができる広さが必要です。
子犬の場合
6ヶ月未満なら4時間を目安にしましょう。
膀胱が小さいので、長時間は難しいんです。