
「はじめてだけど、犬や猫と暮らしたい!」そう思ったときに、最初にぶつかるのがケージ選びです。
ネットを見ると、値段もサイズも材質もさまざま。
「どんなサイズがいいの?」
「オシャレなものがいいけど…」
「安いものでも大丈夫?」
と悩んでしまいますよね。
実はケージ選びを間違えると、すぐに買い換えることになったり、結局使われず物置になってしまったり、さらにはペットにストレスを与えてしまうこともあります。
こうしたケースは決して少なくありません。
できれば後悔のない、そしてペットが安心して過ごせるケージを選んであげたいですよね。
この記事では、犬猫のケージでよくある失敗例と、後悔しないケージ選びのポイントを3つご紹介します。
ケージを販売しているショップでは、「〇kgまで対応」といったように、体重が目安として表示されていることがよくあります。
そのため、つい体重だけを基準に選んでしまいがちです。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
体重がほぼ同じでも、体の大きさはまったく違うことがあるのです。
たとえば、イタリアン・グレーハウンドとチワワでは、体重は近くても体の高さや長さは大きく異なります。
見た目のサイズ感は倍ほど違うこともあります。

このように体重だけで選んでしまうと、「数字上は合っているのに、実際は窮屈」という状態になりかねません。
ケージの中で立ち上がれなかったり、方向転換しづらかったりすると、かわいそうですよね。
結果として買い換えることになってしまった、という声も少なくありません。
価格が比較的手頃なケージに多いのが、床がワイヤー(鉄網)になっているタイプです。
清潔を保ちやすいと謳われていることもあります。
一見問題なさそうに思えますが、実はワイヤー素材は非常に危険です。
そのまま使用するとペットの肉球を傷つけたり、関節に負担をかけたりする可能性があります。
インテリアに合う木製タイプやデザイン性の高いケージは、とても魅力的に見えます。
お部屋になじむものを選びたくなる気持ちもよく分かります。
しかし、見た目だけで選んでしまうと、後から困ることもあります。
たとえば、掃除がしにくい、木材に臭いが染み込みやすい、丸洗いできない、などです。
こうした点にあとで気づき、「思ったよりお手入れが大変…」と後悔してしまうケースも少なくありません。
ケージは毎日使うもの。
清潔を保てるかどうかは、とても大切なポイントですよね。
では早速、愛犬愛猫に合ったケージを選びましょう。
ポイントは3つです。
2021年、環境省は動物愛護法の基準を改定し、ペットがより健康で快適に暮らせるよう、ケージの広さの目安を示しました。
大切なのは、ケージの中で立てること、自然な姿勢がとれること、そして無理なく方向転換できることです。
基準となるのは「今の大きさ」ではなく、成長後のサイズです。
犬の場合(成犬時)
高さは体高の2倍以上
横幅は体長の2倍以上
奥行は体長の1.5倍以上

猫の場合(成猫時)
高さは体高の3倍以上
横幅は体長の2倍以上
奥行は体長の1.5倍以上

※猫は上下運動が必要な動物なので、1つ以上の棚を設けた2段以上の構造が望ましいとされています。
犬や猫は、生後半年〜数年ほどで成犬・成猫の体格になると言われています。
目安にするのは**体高(犬が立った状態で、肩から地面までの高さ)と体長(胸の先からお尻までの長さ)**です。
成長後の体の大きさを想定して選ぶことが、後悔しないケージ選びの第一歩です。
あなたの家族にぴったりなケージはこちらのページで紹介しています
【柴犬】のペットケージ
【ポメラニアン】のペットケージ
【トイプードル】のペットケージ
【スコティッシュフォールド】のペットケージ
【ブリティッシュ】のペットケージ
【ソマリ】のペットケージ
2021年には床材についての考え方も明確になり、基本的にワイヤーや鉄網は禁止されています。
なぜなら、ワイヤーや鉄網の床は、肉球を傷つけたり、関節に負担をかけたりする可能性があるからです。
できるだけフラットな床材を選んであげると安心です。
もしワイヤータイプを使用する場合は、そのまま使わず、クッションマットや厚手のタオルを敷いて、足元をやさしく守ってあげましょう。
ほんの一手間ですが、大切なペットの体を守ってあげられます。
毎日体を支える場所だからこそ、優しい環境を整えてあげたいですね。
ケージは毎日使う場所なので、どうしても汚れがついてしまいます。
尿や便が付くこともあれば、フードや水をこぼしてしまうこともあります。
そんなときに大切なのは、しっかり丸洗いして乾燥させることです。
分解できるか、水洗いできる素材か、乾きやすいかどうかを確認しておくと安心です。
デザインだけでなく、
・掃除がしやすい構造か
・丸洗いできるか
・手軽に持ち運べるほどの重さか
といった点も確認しましょう。
「お手入れのしやすさ」は、長く使えるかどうかを左右する重要な基準です。
いかがでしたか。
ケージ選びの参考になりましたでしょうか。
ペット用品の主な輸出国には、中国、タイ、アメリカなどがありますが、それぞれ飼育環境に対する考え方や法整備の状況が異なります。
犬がケージの中で回転できること、立てること、横になれることだけを基準にしている国もあれば、日本と同じようにワイヤーや鉄網の床を禁止している国もあります。
一方で、明確な基準が整っていない国もあります。
つまり、日本では推奨されていない仕様でも、海外では一般的に販売されている場合があるということです。
だからこそ、価格や見た目だけで選ぶのではなく、「これはペットにとって本当に安全だろうか」という視点で確認することが大切ですね。
ケージは「閉じ込める場所」ではありません。
ペットにとっては、安心してくつろげる自分だけの部屋です。
サイズが足りなかったり、掃除がしにくかったり、床材に問題があったりすると、知らないうちにストレスや体への負担をかけてしまいます。
そしてその結果、飼い主さんも「もっときちんと選べばよかった」と後悔することになりかねません。
・体重より成長後のサイズを基準にすること
・床材が安全かどうか
・掃除がしやすいかどうか
この3つを、ぜひチェックしてみてください。
あなたと、これから出会う大切なパートナーが、毎日を安心して過ごせますように。